さて、上位層の我が軍はとりあえず一人がずば抜けてきました。
私にガンガン疑問をぶつけてきます。いいことです。私も必死です(笑)
しかし、それよりも必死な奴がいます。実力を見せつけられた学生数人です。
私のデスクに来てこんなことを言っていました。
「いや、先生みたいな訳をさらって言われたときには、『あいつやべーな』って思いました。
しかも彼は長文をストイックに1日1本解いているので、悔しいって普通に思った。
自惚れた自分がいることに気づけた!」
そうなんですよ、できるヤツが一人はいるだけで、クラスの雰囲気は一気に緊迫します。
いいんですよね、この緊張感というか緊迫感というか。
そして、それを知って「くそー」って思える学生が出てくると、
またその学生は成長するんですよね。
とまあ、「悔しい」とむき出しにできる精神性は一見恥ずかしいように見えますが、
とても素敵なことです。なんとも思わない無感情人間よりはずっと人間らしいし、
頑張ってくれるので、この表情は嫌いではありません。
なんか、まだ始まってもない高校野球の甲子園出場して負けたチームを観ている感じ。
あの涙を見ると、「あ、頑張ってきたから出てくる涙」っすよねって
こっちももらい泣きしそうになるんですよね。
悔しいと思えるほど、頑張れる!これをわが軍の上位層には目指してほしいと思います。
(本当に悔しがってはいけないですが…最後は皆優勝しますよ(笑))
一方、違った悔しさをみせる学生もいます。
ある学生は月曜日になると私のデスクに質問に来るのですが、
こんなことをよく言ってきます。
「先生は僕の試金石。先生に『ダメ』とか『全然思えてないな』って言われると、
哀しくなるんです。そのあと悔しさとか苛立ちが出てくるので、
先生にそう言われないように頑張ってきました!」
嬉しいことを言ってくれますね。ホントに今年の生徒はかわいいですよ。
(何度も言いますが、毎年みんないい学生なんですよ!)
そうやって判断基準を目標にして頑張って自分と闘っている学生もいます。
これもストイックで素敵ですね。こういう頑張りもすきですね。
というわけで、やはり「悔しい」と思える心は持っていてほしいですね。
感情はよく隠すべきだと言いますが、若いんだからむき出しにしてください。
そして、最後には大喜びして、ゲラゲラ笑ってください。
そのために「悔しさ」はこの世に存在しているのですからね。
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