さて、構文知識を中心に植え付けて今年の授業をしています。
そのおかげかわかりませんが、1文1文を丁寧に考えてくれるので、
なかなか精度が高い内容で解釈をしてくれるようになっております。
構文主体で仕上げた学生たちで根気よくやってくれた学生は、
これまでほぼ全員偏差値70を超えてくれております。
しかし、75まで振り切ってくれる学生はなかなか出てきません。
まあ、さすがに数字が数字ですから、簡単にはいきませんが、
やはり構文の解釈だけで押し上げるのには限界がありますよね。
そう、構文の理解と中文解釈はなんとか夏休み中盤で一通り終わりにしたいのが
私の本音です。ある学生は中文解釈を400本やって、
あとは長文の練習をこなしていったのですが、長文になるとじっくり考えすぎて
スピードに問題が出てしまいました。
まあこれは私の長文に対する指示が甘かったと反省している部分なのですが、
一応その状態であってもある程度は完成していたので、
藤田と愛知は両方合格できました。
(他の科目が揃っていれば、偏差値70までいかなくとも受かる!!)
構文ばかりやりすぎてしまうと、
1、文法的な知識がやたら増えてしまうので、ミクロな解釈になりがちで
全体が見えづらくなります。
2、そして、やはり全体の繋がりの理解に大きな影響が出てきてしまい、
ロジック構成を入念にする時間が必要になってしまいます。
この2つを避けるべく、
今年はものすごく早い段階から割り切って構文をやっております。
そして、ロジック方法もある程度型はめして、
スタイル形成全開主義でやってみようと思っております。
というわけで、私のこの先の課題は
「いかに英文解釈を彼ら学生に深く解釈させて、いかに速く中文解釈から離れられるか」
ということだと思っております。
まあもちろんここでは長文テキストを公開できませんが、
私なりのスタイルを彼らに少し植え付けていこうと思います!
でも、多くの高校英語を教えている方が考えることでしょう。
いつから長文を始めるか?
いまでしょう!と言う人もいれば、
夏でしょう!と割り切る方もいるし、千差万別ですね。
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