さて、授業も進みはじめまして、いろいろ学生の実力がわかってきました。
うん、やはり今年の上位のクラスは実力があり楽しいです。
特に上位3人はかなり仕上がっているので、
うまくやれば夏までには偏差値75までは作りあがりそうです。
他数名も70までに到達しそうな学生はもう少し出てきそうです。
その逆もいるような気もしますが、今は迷わず突っ走ります!
さて、こういったレベルが高い学生が集まる授業では、
問題演習をして解答解決の授業をするのはもったいない。
そこで、レベルの高い学生がたくさんいるとわかったので
今年は対話に近い授業をし始めました。どういう授業かもう少しお話しすると、
例えば、時制のお話の時は4択の問題をやるのではなくて、
過去形や過去完了形の英文を提示して、どのような意味の差があるのか、
そして、その差の見抜き方や考え方をカフェトークのごとく
学生と一緒に考えていく授業をしております。
もちろん、機械的に覚えてもらうものもわざと作りますがね(笑)
といった具合に、とにかく問題を解きまくって解きまくってというような
NextStage的な問題解釈は上位のクラスではしません。
構文と絡めたお話しばっかりです。
なぜこの手法を取るのかというと、
まあなんといっても、英語を考える上で面白いと思ってくれそうだからです。
やはり短文の問題を解いたって、それは解法を覚えるだけであり、
ただの場合わけに過ぎません。
でも、その無機質な場合分けに少しでもいいから
身近な内容を織り交ぜた例文を数本提示して並べるだけで
印象に残る具合は違います。
先日、わざとある英文を解釈するにあたって、
「授業を止めることを躊躇せずに意見とか思ったことをいってごらん!」
と言ったら、ある学生がガンガン言ってきて、
私がオーガナイザーとしてその生徒の意見を咀嚼しながら他の学生に質問を振っていくというようにし
全員が意見がいえる雰囲気を作ったら、
「いやー、今日の授業は話が面白いし、議論がすごくて燃えた」って言ってくれました。
これは発見だなって思いました。ついていくのは大変ですが、
ついて来れない学生は次に頑張ろうとしてくれますし、
同じぐらいの学生同士ですと、「次の主役は私よ」と言わんばかりに、
一生懸命勉強してきます。その姿勢だけで、もう飛躍的に実力はあがります。
あとは指導者がどういう栄養(問題)を与えるかだけですのでね。
もう1つの理由は、英文を機械的に解いてもらわないようにするためです。
日本の英語教育というか、受験教育というか、
やはり英単語や語法を覚えてそれをただ当てはめるだけになっている部分があり、
それだけを教えるのは味気ないし、英語の指導と言えるのだろうかと考えるためです。
まあ問題集や参考書の当てはめでしたら誰でもできますからね。
とまあ、そんな感じで話主体になって
意見が言えるレベルの授業をさらに進化させていきたいと思います。
いやー、今年は楽しいですよ!
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