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Serendipity

私が名古屋に来て早3年が経ち、

少しずつ名古屋になじみ始めています。

実は東京や埼玉では大手の塾で指導していたので、

名古屋に来るまで家庭教師をしたことがありませんでした。

はじめは「家庭教師」というものに、講師ながら抵抗がありました。

「いやー、英語だけじゃ受験は乗り越えられないし、

そうかといって、私が他の科目、特に数学は教えていいものなのだろうか。」

塾であれば、先生が科目別にいるし、

プランナーも専門でいるところが多かったので、

英語以外のことはそれほど深く考えずに来たのですが、

家庭教師をするようになって、

1年・半年・3ヶ月・1カ月・週間プランまで作らなきゃ

生徒を合格させられないことがよくわかり、

このプラン作りはぬかりなくやるようになりました。

今では理系専門の先生とタッグを組んで、合格請負人として活動し、

前ほど指示が不確実ではなくなってきました。

そのせいか、名古屋でやっと合格者をちらほら輩出できるようになりました。



しかし、こうやって受験生を見ていると、

私はやはり「セレンディピティー」を感じざるを得ません。

私は英単語の中で、"serendipity"という単語が一番好きです。

音もなんかいいし、意味も深い。

日本語に訳すと「千載一遇の出会い」といったところでしょうか。

確か、この語は

ウォルポールが「セイロンの三王子」という童話をもとにして創り出した造語

だと聞いたことがあります。

18世紀ではセイロン島のことを「セレンディップ」って言っていて、

イギリス人が偶然セイロン島を見つけたことで、

彼はこの語を考え付いたのでしょう。頭良すぎ。


なぜ私がこの語を好きかというと、

師匠が書いてくれたスウェーデンの大学に行くときに必要な推薦状に、

この単語が使われていたからです。

私は、"It is a serendipitous encounter for us ~ "

というフレーズをその推薦状の中で見た時、

先生がおせじでもそんなことを思ってくれていたことに感動しました。

そして同時に、先生の英語のチョイスが別次元だって思うほど卓越していて、

いつかこういう英文を書けるようになろうと志しました。

そんな淡い思い出が詰まっている単語なので、この単語は一生忘れられません。


こんな出会いは、私と生徒のなかにもあります。

私はまだまだ謎の講師にすぎませんが、

生徒やその親御さんがそんなやつを少しでも必要としてくれると思うと、

すごくうれしいです。

私が遭遇する家庭との小さな出会いも

serendipityという語で表現できるようです。

人と人の出会いだけでなく、

勉強をしているときに「こんな解法があるんだ」という解答との出会いも、

この単語は表現できるようで、この語の用途は思いのほか広いようです。


私はまたこの一年、

講師として、新たな生徒さんとの出会いと、

英語を通じて生徒とのやり取りから生まれるいろんな意味での大きな解法との出会いを

私なりに"serendipity"という言葉に込めたいと思います。



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cancan
Posted bycancan

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