今年の私は相も変わらず、原稿の締め切りはいつもギリギリに提出してきました。
いつも一通り書きあがっているのですが、それでも最後のギリギリまで推敲を重ねていると、
結局締切1時間前となることが多く、
編集の方に「はやくー」って急かされる時もあります(笑)
それほど私は自分の原稿に自信がありませんw
だから、人より余裕をもって原稿に取り組み、人よりも校正を自分で入れて
仕事の量を考慮しています。生徒の推薦文もそうです。
前もってくれないと、あまりやる気にならないので毎年4月にお話をしております(笑)
「9月にはどういうことを書いてほしいか教えてください」と。
こうしておくと、万が一何かが入って身動きが取れなくなった時にも、
比較的迅速に対応できます。60%ぐらい出来上がっている状態に常にしていれば、
やる気も上がるし、なんとかなるなって思えるものです。
まあミスは極力避けたいですから、前もってやっているわけですね。
そして、ここからが重要なんです、今回の記事は。
私は前もって物事を進めておくのは、「最悪な状況を常に想定している」ためです。
なんでもかんでもギリギリでやっていると、やはりクオリティーは下がります。
推薦文や自己PRなどもギリギリになって渡されると、
やはりぎこちない文章が出来上がります。誤字脱字も多くなるし。
まあそれでもこなさなければいけないのですが、最高なものとは程遠いです。
だから、極力これを避けるために私はいつも最悪な事態を想定して、
それを避けるために、何事にも事前策を考えています。
受験でも同じように考えて、私は学生に指導しております。
どんなに偏差値が70あっても、
それよりもボーダーが低いところが受かる絶対の保証はありません。
受験に絶対はありませんので、たとえ自分の実力よりも格下だと思われるところでも
全力でもしくはこれだけ手を抜いてもやらなければならないぞっていうスタンスで
取り組まなければなりません。100%はないのですよ、世の中の事象には。
去年の生徒の中で、1年間トータルでセンター系の模試で85%~90%をキープ、
記述模試で偏差値70近辺をうろうろしていた大阪大学文学部を志望してた学生がいたのですが、
私はほぼ「これは合格圏内だから大丈夫だろう。」と思っていたのですが、
本番地理の科目でマークミスをしてしまい、思ったようなセンターのスコアがとれず、
国立は首都大学東京に合格、私立は慶応の経済に合格し、
結局慶応を選んだ学生がいました。まあ結果的に慶応に行けたのでいいのですが、
それでもやはり本人からすると悔しいでしょう。
引き合いに出して恐縮ですが、こんな感じで涙を飲む学生は結構いるんだと思います。
だから、「絶対大丈夫」と思ってはいないでほしいです、
ボーダーフリーの学校以外を受験する人は。
「いつも5分5分、受かるかもしれないし落ちるかもしれない」と思いながら、
何事も取り組んでください。
すると、普通の人であれば、
「絶対に受かりたいから、少しでも確率はあげるために今日も努力しよう」とか、
思って勉強に磨きがかかりますし、
万が一受験に失敗しても、「受かったところで頑張ってやろう!」とか、
浪人するにしても「世の中こういうこともある!来年は絶対にいい勝負して完勝だ!」
とあまり気落ちせずに次につなげることができると思います。
そうしないと、時間がもったいないですよ。
センター試験後に多いのですが、スコアが悪すぎて国立に出願できず、
気持ちだけが暗くなっていき、勉強に手がつかなくなる学生が毎年必ず1人はいます。
センターは失敗することが99%ぐらいに構えてくださいね。
模試でうまくいったから大丈夫なんてことは絶対ないですからね。
では、引き続き、受験生のみなさん頑張ってください!!
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