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雑記

ただ参考書1冊終わらせても意味ありませんよー。

今日は学生に対して一斉に英単語のテストをしてみました。抜き打ちで。

案の定、多くの方が撃沈していました。

でも、撃沈と言っても「どうせ70点ぐらいはあるんでしょう?」

って思うじゃないですか。

いやいや、半分以下だらけで、私も絶句。

私が日々管理しないと、英単語すらやらないのかって思うほどで、

怒りを通り越して、大笑いしていました。

ごめんね、学生たちよ。散々やっているはずの単語帳から単語を出しているのに、

どうしてできないのかが不思議でわからない。

いったい何を見て、英単語帳を覚えたとどの口が言ってるの?と

少々強めに言いました。

さすがに私も焦ってきたので、まずいったいどんなことをしているか

学生たちに聞いてみました。

すると、吃驚したのが単語の単元の回し方。

私がその学生たちに使っている単語帳は、

「速読英単語 必修編」ですが、この単語帳は各70長文与えられ、

その長文で使われている単語をピックアップして、

意味や品詞が載せられているというものです。

彼らはとりあえず1周を終わらせるために、

1~70までの長文をとりあえず完遂しようと、

たらたら2か月かけて1周していたそう。

そして、また1からやり直すという繰り返しでやっていたそう。

うん、もちろん、70まで到達したときには1で覚えた単語を

覚えているはずありませんよね。

どうして学生たちはもっと手前で、

「いやー10の長文まで来たが、10日前ぐらいにやった1の単語が危ういな

週末使って、もう一度確認しようかな?」

って思わなかったのでしょうか。私は不思議でなりません。

しかし、真意は知りませんがなんとなくそうする理由はわかります。

そう、学生たちは「1冊終わらせること」を目標にして、

中身はなくても終わればいいのだって思っているのでしょう。

そして、1回やったらなんとかなると思っているのでしょう。


そこで、一言。

「1冊終わらせることを目標にしないでください。

私が意味する『1冊終わらせる』というのは、

わからない単語がなくなるまでやりこむことで、終わりではないのですよ。」



1冊終わらせることは確かに必要なことですが、ただざっと目を通したレベルで

いいとは言っていません。自分の都合のよい解釈をしないことです。

単語を1日20個覚えたとしたら、次の日にはもう7~6割、ひどい人は

5割程度しか覚えてないなんて、けっこうよくある話だと思います。

出来を100%に近づけるのであれば、次の日もまたその次の日も

近いうちに確認しますよね。その意識、やり込み意識が足りないです、たぶん。


今私が見ている医学部受験生たちには、そこに気づいてほしいです。

頑張ってねー。

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