ある学生が私に記述模試暫定の採点結果を聞きに来たのですが、
結果に唖然として、突然泣き出してしまいました。
まあよくあることなんですが、やはり毎年見ていても慣れませんね。
心の奥底から振り絞って、「く、くら(や)しいです……」…。
そりゃそうですよね、思っていたスコアとギャップがあったらこうなります。
私まで悔しくなってきますよ。
でもですね、残念ながらこれが現実。現実は受け止めなければなりません。
その彼女はマーク模試が160点を初めて越えたわけで、
私も本人も非常に喜んでいたのですが、今回の模試では面食らいました。
記述になるとこれだけ実力が出せないとは……。
基礎がまだまだがたがたなのはわかっていたとはいえ、
本人はやはりだいぶ覚えるものを覚えて理解できてきた分、悔しいですよね。
こういう学生には期待しています。
結果の味を知り、結果に落とされた瞬間も知ることができた。
結構じゃないですか。
「では、何が足りなかったのか」がこれでわかるじゃないですか。
彼女の次の修正具合と、次回の記述模試に大いに期待します。
1滴の涙には価値があるもあります。貴重な時間が凝縮されているので、
悔し涙は嫌いではないですね。
そして、悔し涙は伝播します。
近くで聞いていた他の学生は、
そのあと自分も気になり、いろいろ私のところに聴きに来ました。
彼ら自身の結果と今後の方針を……ですよ。
真面目に取り組んでいない学生でさえもこの先を案じたのでしょう。
よかったよかった、いい方へ彼女の涙は伝播してくれました。
真面目にやっている証拠です。指示通りやってくれて、ありがとうと言いたいですね。
我が軍の流れが変わることを祈ります。悔し涙は良い環境を作りますよ!
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