さて、面談も中盤戦。今のところ泣き出しているのは2人だけ(笑)
前半戦(第1週目)成績が良かった学生が多く、私もやんわりな発言が多いです。
しかし、おそらくやばいのは後半戦です。
叱責しなければならない学生が多いでしょう。気が重いです。
さて、今回の面談はマークの個票返却、
記述模試の暫定結果を伝えること、そしてそれを踏まえた上で
9月にどのように勉強をすべきかを考えるために行いました。
その中で私は全員に聴いているのは、
「Vintage(問題集の名前)を1冊1周でもやり終えましたか?」
ということです。
まあ最近お馴染みになっているのですが、
1500問ぐらい文法・語法問題が並んでいる問題集のことです。
これを5か月にちゃんとやっていれば、
苦手な学生でも1周はできるぞって4月の初めから話をしていたのですが、
まあ多くの学生はできていないんですよね。残念ですよ、本当に。
しかし、じゃあ他のことが終わっているよね?と思って聞いてみると、
「いや、途中です……単語も終わっていません……」
終始「終わっていない」というフレーズが連発させた面談が多かったです。
さて、夏を過ごし、一皮むけなければならない時期なわけですが、
この時期に問題集を2~3冊は終わらせて、
そのうち1冊を自分にとってのバイブルとして仕立て上げ、
これから難しい問題にとりくむぞーってなっていなければ、
それは失敗だと思った方がいいです。
そのぐらいしなければ、少なくとも英語を得意科目にはできません。
どんな模試でも偏差値をコンスタントに65を取ることはできないと思ってください。
我が軍の中で一番解いたなーって思わせてくれた学生は、
NextStageを2年で17周していました。しかも、それは理系です。
そして、ちゃんとその学生は一昨年国立の医学部に現役で入りました。
彼はそういう努力値が人を創り上げるのかという典型例でしたね。
そういう頑張りを見せる学生は確かにまれかもしれませんが、
稀だから難関と言われる大学にさらっと入るのだと思います。
こんなわけで、夏を思うように越えられなかった学生への最後のチャンス。
私はそんな学生に言うのは、
「1冊でもいいから完璧にしてみなさい!!」
これなら、結構できる学生が多いんですよ。
他の科目が出来上がっていて、英語が苦手な学生には
あえてこう言った方がうまくいくことがあるので、私は迷わずこう言ってします。
まあそれでも合格しようと思えばできるんですよ。
いろいろなエッセンスが吸える問題集を1冊選べば、それだけでよかったりするんですよ。
あとは過去問を死ぬほど解けばうまくいくわけです。
そして、何より、「1冊終えた」という実感があるのとないのでは、
本番での答えの書き方が違います。
「やっていなかった」となれば、
わからない問題に遭遇したときには「あ、やってないからできないのか」ってなりますし、
やってないがゆえに答えの根拠としてすがるところもなければ、
そうではないかと思った答えが複数あったときには判断しきれず、
結局消極的な答えしか出ないんだと思います。
まずは1冊だけでいいので、隅から隅までやりぬき1冊完遂してください。
1冊終われば明日が見えるのであれば、安いもんでしょう。
(それだけやったで理屈は通らんこともありますからね(笑))
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