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雑記

時間を「かける」は「賭ける」ではダメか?

私はあまり勉強していない学生にこんなことを言います。

「君が1ヶ月で問題集を100ページできたら僕は1000万ぐらい払ってもいいよ。」

すると、生徒たちは「えっ、できますよ!やってみせます!」と言います。

そして、私はじゃあやってごらんと1ヶ月様子をみます。

1か月後、ある生徒にこのことをお話しします。

すると、「先生、やっぱりできませんでした。」と言って終わろうとする。

しかし、私はここで「えっ、待って待って。できなかったのよね?

どう落とし前をつけるのよ(笑)?」と言ってみる。

もし私が浪速の極道とか博多を闊歩するヤクザであったら、

この学生の小指は詰められていることでしょう(笑)

そう、多くの学生たちはリスクを背負わずになんとかならないかなって思っております。

彼らは賭け事を知らないのですよね。本当の意味で。

大事なものを賭けて、それを失うリスクが大きくても

目の前の手に入りそうで入らないものを全力でとりにいきたいという

気持ちがやはりないのかなって感じざるを得ません。

そう、これって、もしなりたいものがあっても、

「決してそれになれなくても死ぬわけじゃないし……地球は変わらず回っているんだよ」

っていう保身があるのかもしれませんね。

もちろん、すべてそれを投げ出してやれっていっているのではないのです。

でも、その身をかけるべきリスクが少々小さいのではないかねー……

そう簡単にほしいものは転がり込んでくるわけではないのです。

そこんところ、よろしくと彼には言ってみました。(響けばいいのですが…)


そして、最近はこういう思考を親御さんもするようになっており、困るときがあります。

お金でリスクを負っているじゃないかという考えもありますね。

これは半分筋が通っているが、半分は少々事情が異なります。

勉強は本人がやる以上、生徒本人がやはりリスクを負ってほしいですね。

そういう意味でも、予備校や塾を決めるにあたって、

親子内で少しずつ本人の自主性や真剣さを

しっかり確認する必要があるかもしれません。



本当にできる学生に

「君が1ヶ月で問題集を100ページできたら僕は1000万ぐらい払ってもいいよ。」

と言ったら、本当にやってきてしまうので絶対に言いませんが…。

まあそれなりに根性があったり、意志を持っている学生は

そんなまとめて短期間で詰め込むようなことをしません。

うーん、やらないというか、短期間で詰め込むために

長い期間をか(賭)けて、事前にベースをじっくり作っていると言った方が

正しいかもしれません。

そう、時間をかけるの「かける」は、実際に「賭ける」のかもしれませんよ。


おあとがよろしいようで(笑)

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