最近、浪人生を多くみていると、こんな発言を良く耳にします。
「こんなの中学校で言われたことがないよ!」
その内容がなんと、 " "(クオーテーション・マーク)の名前のことだったり、
英文法の基礎事項だったりと、とにかく一言一言が目からうろこ状態で
授業を聴いている浪人生が結構います…。
まあ1か月前にやった内容がもう新情報として変化していることなんてしばしば…。
今日も以前にやった内容を生徒が覚えていない時点で、
私は憤慨を通り越して、呆然としていました。
一体何をしているのでしょうかね、わが軍の浪人生たちは。
ただ私が与えたものをしっかり復習するだけなはずなのに、
何もできていないのですよ。しかも、復習を週に2回も入れている学生もいるのに、
どうしてこんなに覚えていないのでしょうか。
こんなことは、講師をやっていて初めてです。悲しいですよ。
さて、そんな浪人生なのですが、
やはり異常なほど中学生の基礎ができずに私の下にやってくる学生が多いです。
というか、本来は大学を目指さないような学生が
大学を目指すようになってから
基礎を持たずにずっとやってきた学生に
お目にかかる回数が増えただけなのでしょうかね。
まあとにかく私が言いたいのは、どんな学生でも、
中学生の時点で高校に入る前までの基礎知識は持っていてほしいですよね。
要は、高校受験ぐらいまでの知識を中学校で
徹底的に反復してほしいということです。
できれば、品詞の感覚までなんとなくでいいからわかっていてほしいです。
それが全然できていない…とにかく問題をやらされただけで
正確に消化していないっていう学生がとにかく多くて少々困ってしまいますね。
しかも、それなりの中高一貫校の学生にこの傾向が多いです。
正直、単語の量を抜きにしたら、
今教えているわが軍の中学生の方が文法のちゃんとした基礎を持っていると思います。
学生たちの未来を考えると、
私は浪人生をなんとかむりやり送り込むことよりも、
最近は中学生をどれだけ高校の知識を丁寧に組み込み、
高校初めの時点でセンター試験や、国立の問題を解けるかに
力を注いだ方が、
精神的且つ彼らの将来的にも健全な思考なのかなって思い始めています。
なかなか難しいですよね。また中学生の依頼がきて、
どんどん中学生層が大きくなっている今夏です!
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