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2013
07.29

答えがすべてではない!プロセス追おうぜ!

Category: 雑記
ある生徒が奇妙なことを言いました。

「本ってどうして回りくどいことを言って、結論を書くのですか。

答えだけ本に書けばいいじゃない。」

これには驚愕。

これが医者になろうとしている学生から出た言葉なのだから、怖い話ですよね。

答えだけ出す医者がいたら、こんな医者しかこの世にいなくなるでしょう。

患者:「あのー、風邪を引いたみたいなんですが…」

医者:「(聴診器を当てて…)あー、風邪ね。風邪だからこの薬を飲むといいよ。

ではお大事に。」


終了。これって医者ですか?私にもできそうですよね。

こうやってプロセスを吹っ飛ばすと、信憑性を受け入れてもらえなくなります。

医者にまつわる問題が、

数学のセンター試験のように虫食いの問題であればいいのですが、

状況を見て、型にはまらない問題に陥ったら、

答えしかはっきりさせてこなかった人、

または答えしか興味がない人はどうするのでしょうか。

お腹が痛い=腹痛だとしかわかっていなかったとしたら、

まあそれはないにしても、ある病名としか言えないとしたら

それは問題です。

お腹が痛いならお腹が痛いなりの論理があります。

患者から、何を食べたかとか、寝つきはどうかとか聞いて、

医者はその文脈からどこが悪そうか判断をして、

医学的な方法と知識を駆使して答えを出さならないはず。

こういう簡単であろう医者の日常の仕事でさえも、

最低限の論理展開を働かせて治療を行うはずなわけです。

だから、本のなかに答えしか書いていないことを求めるのは

どういうことなのか、私はこのことを理解するのに苦しみます。

本を読むことは数学の論理を解き抜くのと同様、

本質を理解するために必要な訓練ですよ。

何もかも答えが出ていたら、誰も苦労はしませんし、

誰も苦しみはしませんし、誰とも争いはしません。

答えがない問題もたくさんあるわけですよね、世の中。

解決し得ないことなんてたくさんあるんですよね。

それを解決するために、人々は言葉や数式を駆使ししながら

プロセスを紡ぐわけですよね。


医者になる学生には、論理を徹底的に叩き込んで、

英文を読ませるようにしています。人の命を扱うのですよ。

答えを無から出せるようになるまで、その学生には苦しんでもらうことを伝えました。

ただ、根はとっても素晴らしいので、彼には良識のある医者になってほしいですね。
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