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雑記

夏にイディオムと語法を定着させる方法

ある学生が私にこんなことを言い出しました。

「最近の先生が作るイディオムの問題は簡単すぎます。

というか、そのまましか出さないじゃないですか!もっと捻ってほしい!

問題を覚えちゃいましたよ!」

いやー、そういう言葉を待っていたんですよ。

とはいえ、大量に出しているつもりですが、

それをもちゃんとカバーしているっていう点では感心しました。

しかーし、それでもイディオムや語法って抜けるんですよね。

何度やってもダメなんですよね、あるところをちゃんと考えないと。

イディオムや語法に関しては、とにかく量をこなすことが最優先されます。

そして、載せられている単語帳の単語や問題集のイディオムは

空で言えるレベルに持っていってほしいと思っています。

単発で出るようになってから問題をこなすとかなり楽ですよ。

でも、中には覚えることが苦手な人がいますよね。

そういう人は問題をこなして、

例えばSVO+to不定詞の形が取れて意味が同じ動詞をノートに書いてみて下さい。

こんな感じで。

【SVO+to不定詞の動詞】
tell 人 to不定詞「人に~するように言う」(これは命令のニュアンスだから…)
advise 人 to不定詞、order 人 to 不定詞……

ってな感じで、形を取るためにはある程度ルールがあります。

(今回のやつであれば、

このto不定詞は「義務」の意味(=should)のニュアンスあり!っていうことですよ!)

こういうことに気づいた上で、もう一度同じ問題をやってみたりすることで

知識は整理されながら定着されるわけです。

問題実戦→知らないものを覚える→まとめてみる→そらでいう→また問題実戦……

この繰り返しです。やっていけばなんか見えます。自分なりの法則が見えます。

NextStageなどではある程度形でソートされていますが、

さらに自分で覚えやすくカスタマイズしたソートをかけるんですよ!

それを2か月ぐらいずーっとやっていると、70%ぐらいはわかるようになります。

その状態で英文を大量に読めば、さらに定着していきます。

我が軍では毎年この作業をこの時期にやります。

4~6月までは文法と構文の説明を終えて、

9月の頭までは長文をちょろちょろやりながらこの作業に時間をかけます。

こんな修行の後に9月から過去問と難関大学ベースの問題を解いてみて下さい。

そんなに量を読まなくても、ロジックの追い方をマスターすれば、

読めないものはずいぶん減ると思います。


今回の学生の発言には本当にビックリしました。

いつもはまだまだですねーって言って、やっていないことをはぶらかすのですが、

ここにきて一生懸命勉強しているような風貌を見せています。

まあそんないちゃもんを言われては、私の威厳が黙っちゃいません。

来週の小テストは、正解を当てるのではなくて、

不正解を1つ選ばせる問題にシフトしようと思います。

これでできたら本物かもしれませんが、どうでしょうね?(笑)

まあ楽しみですね。


でも、このイディオムや語法の定着……

やらないとすぐ忘れますので、抜かりなくやってくださいね!

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