面談がすべて終了し、なんとか生きて帰って来れました。
さて、今回の面談は私の中で革命を引き起こしてくれました。
いやー、いろんな方がいますね、ホントに。
今年は東京やさいたまといった首都圏の親御さんたちとよく話しました。
いやー、首都圏の親御さん(名古屋も含む)と地方の方々の親御さんたちとでは、
資金面や勉強に対する熱心さにおいての意識が全然違いました。
また私立の名がある学校に通っている学生の親御さんと、
名がある公立の学生の親御さんとでは、
まったく異なった意識があるっていうのを身に染みて実感してきました。
うーん、でもですね、勘違いしている方も多かったです。
一つだけこれは言っておきたいですね。
学校や予備校は預けるだけの保育所ではないです。
ただこういう意識にさせたのは予備校や学習塾の方でしょう。
「預けておけば大丈夫。あとは私たちが何とかします。」
うん、これは確かに重要なことなのですが、
予備校が強調することではありません。
学童保育等ならそれでいいのですが、予備校は学び舎です。
勉強を教えるところでただ管理されている状況では
学生は覚醒するはずもありません。
確かに予備校に通うこと、そこで勉強することを続ければ、
習慣ができあがり、いつかは勉強できるでしょう。
しかし、その習慣が出来上がるのは人によってまちまちですし、
何より時間がかかります。
その時間を早めるために予備校があるわけですよね。
家庭教師も含め、予備校講師や塾講師は
そういったことをインスパイアするのは当たり前なことであり、
ここを学生や親御さんたちが見落としがちなのですが、
大事なのは、学生がそれを受けて変わろうとする努力ができるかどうかです。
つまり、勉強をするのが学生である以上、
意識に関しては学生に任せなければならない部分があることを
受験生や親御さんにはわかってもらいたいです。
「よく関東屈指の予備校講師」、「東海精鋭の講師」と謳っているのをよく目にしますが、
大手の予備校にいれば誰でもその方々の授業を受けられますよ(笑)
こんな決まり文句は
「俺の予備校にいればいい!ただそこにいればいい!あとは俺が合格に変えるから!」
と言っているようなもので、そんな意識レベルでは
高校受験はなんかいけそうな気がしますが(塾内の繋がりありそうだし)
大学受験は甘くありません。勝ち抜けません。
(まあそんな保育所的予備校が多いのが一番の問題ですよね。)
まあそこまで先導できる人を求めている親御さんが多いのには
少々ビックリしました。しかし、残念ながらそれでは事態は変わりません。
教育はお金で買えないこともあります。買えればいかに楽かって…。
The best teacher can't give students education.
「どんなに優れた教師でも教育を与えることはできない。」
これはイギリスの格言の一つですが、そうなんです、
これまで生きてきた偉人と言われた教師でさえも悩んで
きっとこの言葉を吐いたわけですよね。
少なくとも生徒には「最終的には自分が変わろうとしなきゃ何も動かないよ!」
っていうことを今回はどの面談でも口酸っぱく言ってきました。
夏にたくさん課題もあげたので、どれだけの学生が「何とかしなければいけない」
と思って課題をこなしてきてくれるか、私は楽しみでもあり、恐怖を抱きさえします。
この夏を越えてくれることを強く祈りながら、夏期講習を迎えます!
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