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データベース化はよくない

ここ3年間でおよそ100人の生徒を見てきましたが、

英語の学習において、最近彼らによくある傾向を感じました。


例えば、時制の内容を1週間ぐらい集中して学習して、

次の週から助動詞を学習する。

そして次の週は不定詞、動名詞………とあるタームにその単元のことを進め、

勉強していく。

ここまでは特に問題ありません。中にはそれはどうかなと思う人もいるでしょうが、

これは正攻法の1つでありだと思います。

しかし、こうやってカテゴリーに分けすぎて、知識を頭のなかでデータベース化すると、

次のようなことができなくなります。

例えば、生徒が2~3つぐらいの知識を融合した並び換え問題で正解を書くときに、

1つの文法が頭の中でわかっても、他の知識と融合されたために、

その知っている文法知識のところまでわからなくなってしまう。

そして、この融合問題は貴重な問題だと思いこみ、

その3つの知識融合問題をデータベース化して、そういった問題に注意を払うようになる。

すると今度は簡単な問題に足をすくわれて、なんなんだーっと混乱する。


こういった悪循環は昔からあるわけですが、

今の生徒さんをみていて思うことは、ある単元の内容を知ったとたんに

その知識こそ「英語のすべて」なのだと、思いこんでしまうことです。

つまり、本来はほかのたくさんの知識の集大成こそが「英語」なわけですが、

彼らはその断片を「英語」だと思い込み、

一つの単元を覚えたことに価値を見出してしまうわけです。

リオタールの用語を使えば、この状況は「大きな物語の凋落」という感じです。

現代社会でもこうやって、

一つのもの(こと)からその断片を抽出してそれを愛でる風潮がありますが、

学習態度においてもこういった風潮が見え隠れしています。

社会は「小さな物語」に固執しても、学問は「大きな物語」を追わなければいけません。

つまり、一つの物事が大きく意図することを読み取ろうとしなければなりません。


この改善策は、まず細かく復習する作業し続けることです。

そして、実際の英文のなかで文法知識が使えるレベルになるように

精進することで、状況はかなり変わると思います。


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cancan
Posted bycancan

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