さて、今年も上半期が終わります。
仕切り直すぞーっていう学生もたくさんいるでしょう。
今週は厳しいことを言った学生もちらほら。
普段私がへらへらしているというか、脱力感全開なので、
そのギャップにびっくりしている方も多かったみたいです。
おかげで、先週の授業はどの生徒も相当引き締まって見えました(笑)
さて、そんな時期を迎えるわけですが、
考えてほしいことが1つ。
overwork(能力を超えてやりすぎ) or under-work(やらなすぎ)?
後者の単語は私が作った造語ですが、まあ量を見直してください。
4月の時点でスタートダッシュをしようとたくさん勉強してきた学生や、
学校が始まって慣れない生活をおくっていた学生は少なくないでしょう。
理由はまちまちですが、そろそろ今の生活に順応し、
考えて行動していかなければなりません。
そのとき考えなければならないのが、この量の問題なのです。
もし今までうまくいっており、中間テストや期末テスト、
もしくは第一回目の記述模試やマーク模試の結果が良かった学生は、
どのようにクオリティーにつなげていくかということや、
もっと実践レベルの問題量を増やそうか考えなければなりません。
そして、どれだけ覚えるものに時間を費やすべきかも考える必要がありますね。
まあうまくいっている学生はそこまで心配しなくていいです。
難しいことをやりはじめようと意識するだけで十分。
問題はなかなか成績が芳しくなかった学生ですよね。
我が軍は前半期に問題をこなしすぎて
消化不良(こなせない)を起こしている学生や、
機械的にやっただけで復習が一切行われていないという状況です。
まあそれだけ元々いまある実力を考えると相当量をこなさなければと
焦ってしまった学生たちなのですが、
それでも基本は忠実にこなしてほしかったですね。
問題だけこなして、構文や意味解釈の授業の復習も
ただただ覚えるだけという形になり、もはや接着剤の役目を果たすべきものを
準備せずに模型を作っているような感じです。
まずは基礎を完成させるために多くの量をこなさないで、
1つか2つの問題集を完成させるようにしましょう。
逆に量を増やそうとしたら、もう取り返しのつかないことになりますのでご注意。
量はある一定量さえこなせば十分です。
あとは、よく予備校や塾を複数通う学生が増えてきていますが、
ただ予備校にいく、ただ個別指導塾に行く時間を増やしても
成果はむしろ落ちる場合があります。
先生の話ばかり聞いていて、それに満足をしてしまって
できているかのように錯覚を覚えるわけです。
すると「あいつの授業をきく=それさえしてれば大丈夫。」
となり、自分での反芻をしなくなり、
近い時期に教わった情報しか頭の中に残らなくなります。
我が軍には今までそういう学生はほぼいなかったのですが、
今年はそれが出てしまったので、注意ですね。
私は中学生からの学習はどんどん自身が主体になると思っているので、
自分でできるようになってもらわなければ、ある一定のレベルまでいくと
伸びが止まります。
学校の授業でやることや予備校でやる授業には
もちろん限界があります。全部そのまま受験に出ることはまずありません。
所詮予備校の授業でさえも、断片的にやったことが、
全部出たっていうのは稀なことです。
実践を積んで
「あ、授業でもやったし、自主学習でやったからできたー」
と思い出すぐらい復習をしてきたからでてきたんだーって思うぐらいですよね。
というわけで、勉強は自分でできるようにすること!
これを夏休みに向けて目標にするのも決して悪くないのではと思っております。
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