量は恐怖をも凌駕する。
2013年06月27日 公開
先日、ある予備校内で模試を行いました。
私の中ではなかなかの傑作で、
結構ちゃんと結果が出るのではないかと思っていました。
まあ難しいのですごいスコアを出すにはそれなりの学習量が必要ですが。
200点満点の問題で、
150点から170点を出せたらかなり優秀ということを想定したものを
作ったつもりですが、
それでもやはり記述が多かった分、それよりも全然下回りました。
うん、今年はヤバいです(笑)もう進路変更をしなきゃダメだろうなって
思う方も正直出ております。
そんな最初のスタートダッシュの成果が問われたテストだったのですが、
自分が甘かったなと思った人は多かったのではないでしょうかね。
さて、そんなテストの中、いろいろ傾向が見えてきました。
傾向は2つ。
一つは、問題形式の変化によって全然対応できなくなる学生が非常に多い。
今回我が軍で顕著だったのは
センター試験で160~170点をたたき出せる学生が、
記述重視になると60~70点になってしまうという現象。
100点も削がれたのには私もびっくりしました。
それだけ記述になると、その形式に構えてしまうというのが残念ですね。
それでも、こういう結果を出す学生は
基礎事項をおろそかにしているできないという典型です。
基礎ができた上でわざと崩しながらスピードを意識して読み込むことで、
スコアや実力が上がっていくわけですよ。
直訳気味にやっていた学生もセンターでは何とかなるのですが、
自分で記述する場合になると、限界がやってきます。
直訳で大きな意味がとれても、
細かいところがわからないので長文の流れが結果的に読めないということは
少なくありません。直訳で処理している学生は今から改善が必要です。
まあもっと記述を意識させるタスクを増やそうと思いました。
もう一つは、
テストをしていて思ったのが、「普段できていたのに本番になると弱い」
というパターンの学生がここにきて結構いることを知りました。
まあメンタル面の問題ですね。
先ほどの「記述=嫌悪感」みたいなことから来ていることもあるかもしれませんが、
とにかく本番で真っ白になる学生がちらほら。
そういう学生はやはりまだまだ練習量が足りません。
特に難しい問題を解こうとする意欲や分量がまだまだ不十分だということです。
基礎的なことばかりやっていても、それはあくまでも練習。
実戦で実力を発揮するためには、
基礎や自分の実力の2つ上を目指してやらなければなりません。
もちろん、ある程度基礎ができたという確信を持ったうえで…ですよ。
分量は質を凌駕するのとともに、恐怖をも凌駕します。
初めてスペースシャトルに乗る宇宙飛行士が宇宙に行ったことがなくても、
現地でしっかり仕事をこなせるのは、
いつも筋力トレーニングをしたり、半重力システムに入って実感したり、
宇宙の神秘についての知識を増やして、それを基にありうることを
想定しながら対処法を考えているためです。
量から質が生まれるとよく言われるのは、失敗から何かを得ようとするためですが、
量が恐怖を凌駕すると言えるのは、失敗から得た対策を無数に集め、
次に何がくるかを想定することで自分の負担は軽減できるためです。
量をこなしても分析がなければ、それはもはや徒労。
いずれはオナニーと同じようなものになるだけで、意味はありません。
万全な策を立てる前に、今回は基礎を見直そうというような位置づけが見えてきました。
また基礎を徹底する授業をしようと思います。
私の中ではなかなかの傑作で、
結構ちゃんと結果が出るのではないかと思っていました。
まあ難しいのですごいスコアを出すにはそれなりの学習量が必要ですが。
200点満点の問題で、
150点から170点を出せたらかなり優秀ということを想定したものを
作ったつもりですが、
それでもやはり記述が多かった分、それよりも全然下回りました。
うん、今年はヤバいです(笑)もう進路変更をしなきゃダメだろうなって
思う方も正直出ております。
そんな最初のスタートダッシュの成果が問われたテストだったのですが、
自分が甘かったなと思った人は多かったのではないでしょうかね。
さて、そんなテストの中、いろいろ傾向が見えてきました。
傾向は2つ。
一つは、問題形式の変化によって全然対応できなくなる学生が非常に多い。
今回我が軍で顕著だったのは
センター試験で160~170点をたたき出せる学生が、
記述重視になると60~70点になってしまうという現象。
100点も削がれたのには私もびっくりしました。
それだけ記述になると、その形式に構えてしまうというのが残念ですね。
それでも、こういう結果を出す学生は
基礎事項をおろそかにしているできないという典型です。
基礎ができた上でわざと崩しながらスピードを意識して読み込むことで、
スコアや実力が上がっていくわけですよ。
直訳気味にやっていた学生もセンターでは何とかなるのですが、
自分で記述する場合になると、限界がやってきます。
直訳で大きな意味がとれても、
細かいところがわからないので長文の流れが結果的に読めないということは
少なくありません。直訳で処理している学生は今から改善が必要です。
まあもっと記述を意識させるタスクを増やそうと思いました。
もう一つは、
テストをしていて思ったのが、「普段できていたのに本番になると弱い」
というパターンの学生がここにきて結構いることを知りました。
まあメンタル面の問題ですね。
先ほどの「記述=嫌悪感」みたいなことから来ていることもあるかもしれませんが、
とにかく本番で真っ白になる学生がちらほら。
そういう学生はやはりまだまだ練習量が足りません。
特に難しい問題を解こうとする意欲や分量がまだまだ不十分だということです。
基礎的なことばかりやっていても、それはあくまでも練習。
実戦で実力を発揮するためには、
基礎や自分の実力の2つ上を目指してやらなければなりません。
もちろん、ある程度基礎ができたという確信を持ったうえで…ですよ。
分量は質を凌駕するのとともに、恐怖をも凌駕します。
初めてスペースシャトルに乗る宇宙飛行士が宇宙に行ったことがなくても、
現地でしっかり仕事をこなせるのは、
いつも筋力トレーニングをしたり、半重力システムに入って実感したり、
宇宙の神秘についての知識を増やして、それを基にありうることを
想定しながら対処法を考えているためです。
量から質が生まれるとよく言われるのは、失敗から何かを得ようとするためですが、
量が恐怖を凌駕すると言えるのは、失敗から得た対策を無数に集め、
次に何がくるかを想定することで自分の負担は軽減できるためです。
量をこなしても分析がなければ、それはもはや徒労。
いずれはオナニーと同じようなものになるだけで、意味はありません。
万全な策を立てる前に、今回は基礎を見直そうというような位置づけが見えてきました。
また基礎を徹底する授業をしようと思います。