引き続き、医学部後期受験の学生のために授業をしているのですが、
ある生徒が覚醒と言うほどではないのですが、変化が見受けられました。
普段はつんけん、数学や理科はかなりできる学生なのですが、
英語がまるでダメで、実力的には偏差値50あるかないかぐらいですね。
とにかく、英語から逃げよう逃げようとして、
他の科目で逃げ切る努力をしていたのですが、
前期ではかなりメタメタにやられました。まあ当たり前といえば当たり前ですよね。
それでも、岩手医科の1次が通ったので、追加合格を期待しています。
しかし結果は最後までわかりませんので、
とりあえず藤田の後期受験を頑張っています。
しかし、そんな彼が変化を見せました。
あんなにつんけんして、英語になんて見向きをしなかった学生が、
ここにきてちゃんと質問をしに来たのです。しかも、結構まともな質問。
そして、答えも的外れなものが少なく、
実力的には模試の結果以上になっていました。
本人も気づいたのでしょう。
1科目の苦手教科を引きずって合格へはたどり着けないんだ……と。
その表れがこれ。
彼はとにかくひたすら授業中も、ご飯を食べる時も、道を歩いているときも
塾を出る時もずーーーーっと単語帳をみて行動しています。
ここからは彼にしかわからない心境ですが、勝手に思ったことを言えば、
彼は相当プライドに障ったのでしょう。
しかし、それを捨てて、
今合格に飢えている野獣へ変貌したわけですね。
高校生のプライドなんてちんけなものです。
しかし、非難をしてはいけないわけですね。
彼らにとって最高のものをむき出しにしながら、彼らは生きて頑張っているわけです。
今はカッコ悪くても、あとは時が解決してくれる。
この先のかっこいい自分のために頑張る。
プライドが高いが、人生を悟った学生はきっとこう思うもの。
一度プライドを捨てて、後の将来をとるという選択は
今後の器を大きくしてくれるはずです。
私は彼の勝負へのこだわりをあと一週間ぐらい見守っていたいです。
そして、確信しています……
藤田か岩手医科のどちらかが合格していることを。
本当に今勝ちに行こうとしている学生なら、ここからどうにかしますもん!
最後の最後で、またいい学生を観ることができて、とても幸せです。
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