私は中学校の時にある勘違いをしていたことがあります。
当時の私の中で、
「年号と事件の概要を暗記している」=「社会という科目がものすごくできる」
という方程式が勝手にできていました。
まあ学校レベルの問題であれば、解けない問題はありませんでしたし、
当時の知識レベルで劣っているとは思っていませんでしたが、
明らかに私よりも勉強していない連中数人が、私の成績よりもよかったのですよ。
さーて、なんででしょう?
答えは2つ。
一つは私は暗記型でとにかく書いてあることを中心に覚えていたため。
一方、成績が上昇していた連中は暗記と言うよりも内容理解重視で、
年号とかには疎かったのですが、私以上にしっかり内容を説明できていたわけです。
まあこれは誰でも「差がつく」とわかることでしょう。
さて、問題は次の点。
私は知識を知識としてしかとらえなかった「知識マニア」。
一方、スコアが良かった連中は、実際に使ってみる「知識運用者」
実はこの差は大きいのです。
知識というのはためておくだけのものではありません。
知識は何かをするために使われる徳であり、
ただ「知っている」だけではいけません。
知識を「理解して自分のものにする」には、運用することが必要なのです。
スコアが上がった生徒たちは、仲間同士で社会の会話をどこかでしていたり、
自分の知識をどこかで披露して、できるようにしていたことを知り、
勉強における仲間の重要さを知りました。
だから、知識を定着させるという行為をするとき、
実は友人と一緒にご飯を食べているときにでもわざと説明したりすると、
知識は自分のものとして昇華されるわけです。
相手に話をするときに、自分の言っていることを理解してもらうために
真剣にお話をするわけですよ。自分が当事者になればだれでも本気になりますよね。
そういった緊張できる場を少しつくることで、
実力も定着することを意識してくださいね。
無駄な時間って実は受験生にないものなんですよ!
コメント
コメントがありません。