数名の学生から同じようなことを言われました。要旨はこんな。
「先生の文章は(本気で書くと)すごすぎて、
どんな生徒でも優秀に見えてしまうそうです。」
これはあまりいいことではないですが、あまりにも不憫に見えたので、
ある生徒の志望書を大幅に手直ししていました。
まあそれなりに中学生なりに書いたつもりだったのですが、
面接当日に、どうやら文面が難しい表現を使いこなせるということで、
お褒めの言葉をいただいてしまったそうで、私もうれしかった反面、
大笑いしてしまいました。
(毎年、医学部の志望動機書は生徒の書きたい内容を基にして私がほぼ書きます。)
まあ普通の人は志望書なんて頻繁に書いたことないでしょうから、
適当に書いても本番でわかってもらえるように話せばいいじゃないか
と思うかもしれませんが、それは甘いです。
志望書は非常に重要で、その文面でそういう人かは
優秀な先生、教授レベルの教師であれば、ちょっと読めばわかります。
あまりなめて書いてはいけません。
丁寧・出来すぎぐらいでちょうどいいと思っていてほしいです。
まあ好印象でその生徒さんは合格したのでよかったですが、
本音は、「もう少し自分で文章を書けるようになるといいなー」って感じです。
特に大学受験に臨む学生には強くこれを言うときがあります。
やはり大学に行きたいというわけですから、それなりの夢なり希望なりありますよね。
それを言語化して伝えるのは当然な義務です。
せめて、「この辺をどのように表現したらいいですか?」と持ってきてほしいです。
(それも難しいのよね、面倒くさくなるので私が書いてしまうんですけどね(笑))
私も含めてですが、自分の言語能力を意識して磨きましょう!!
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