「テニスはコート上でのケンカ、ケンカは先手必勝!」
これは、今日のマガジンで連載されている
「Baby Step」という漫画で出てくるワンフレーズです。
実は、私もテニスに明け暮れていた時、同じことを言われ、
私のプレースタイルはストローク主体ではなく、
サービスとボレーしかほぼしない超攻撃型で特殊な選手だったので、
この考えがよくわかります。
こういう攻撃に特化したプレイヤーに該当することは、
とにかく強靭な精神と割り切りをもっていることです。
そして、こういうプレイヤーで活躍している人は、
実は相当過酷な練習量をこなしていることが多いです。
というのは、攻撃と防御の割合を10:0にするイメージなわけで、
得意なものを絶対の業に昇華しないといけないので、
そうするためには限界以上の練習が要求されます。
では、どうしてそんなプレイヤーが完成するのでしょうか。
これは間違いなく環境です。
特に切羽詰っており、常に殺伐としている競争が当たり前の空間であれば、
攻撃的なプレイヤーにしか仕上がりません。
気持ちがもう「負けてたまるかっ!」となるから当然ですよね。
すると、プレイヤーは出し抜くために過酷な練習を積み重ねるわけですが、
その時に次のような人は存在すると思うでしょうか。
「この方法は熱血的すぎるから、立ち止まって効率がいいことを考えようか?」
正解は「いません」。
過酷なトレーニングを積んでいる人ならわかりますが、
過酷さゆえに立ち止まって考える時間なんて、プレイヤーに与えられないのです。
そして、そのプレイヤーたちにとって
自分のやっていることが正しいかどうかを考える前に、
まず自分で行動してみようという精神が芽生えるわけです。
彼らは立ち止まって何かを考えることこそ時間の無駄で、
ものごとを超高速に尋常じゃない量をこなした方が効率的だと考えるわけです。
インテリと呼ばれる人の中には、非常に愚かだなと思う人もいるかもしれません。
しかし、はっきり言って「インテリ」と呼ばれている人間ほど
この思考はあるのではないのかなと思います。
そう、インテリほど勉強を闘いと思っているはず…
だから悔しければ心から泣きますし、うまくいけば心から笑えるわけです。
(きっとそうです。私はインテリではないのでわからないですが、
傍から見てるとそういう風に感じます(笑))
今年のわが軍の学生で、デキる連中は私の指示の前に
「こんな参考書を買ってみました。とりあえずやってからいいか悪いか考えます!」
っていうぐらい、物事に真剣にぶち当たっています。
効率よくやることは非常に重要ですが、
量をこなせない・こなしたことがない人間が効率を求めても時間がかかるだけ。
効率性をウリにしている人で多いのは、
自分が時間を経て、その上で分析しているから言及できるだけで、
必ずしも、時間の限られている高校生全員が
効率性を求めながら勉強ができるとは限りません。
効率性の言及を鵜呑みにするならば、その鵜呑みにする勉強法を裏切らず、
それを一つ掲げて、先進集中して勉強するべきです。
(私は効率性を求めるなと言っているのではなくて、
効率性をずっと探求しているだけの人間にならないでねってことが言いたいのですよ!)
とにかく思い立ったら即勉強。気になる参考書があったら、
すぐ買ってきたり、コピーしたりして行えばいいです。
テニスも勉強も一緒。ただ、闘うときに持つものが違うだけです。
ペンとラケット…形は全く違えど、同じ内秘めた力は一緒なんですよね。
がむしゃらに勉強してくださーい!!
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