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ノートを作る。

最近、ノートを作れない生徒が増えているように思います。

正直なところ、高校生になって自分ひとりでノートを作れないのは、

日々の学校生活や学習において致命傷だと思います。

ノートこそ学習の手掛かりになり、独自のバイブルになるわけです。

近頃では、「東大生のノート」と称して、

ノートの取り方について書かれた本まで出版されています。

それがベストセラーというから、日本の学生にはがっかりしてしまいます。

どうやら、普通に勉強していれば、ノートなんてきれいになっていくというのも、

もはや幻想になりつつあるようです。


もともと誰でもノートをきれいに取ることはできないはずです。

特に男の子の筆跡はひどいもので、読めないことも多々あります。

私も小学校2年生ぐらいまではノートをとるのが大嫌いでした。

国語の書写ノートは私にとって悪魔の存在以外のなにものでもありませんでした。

教科書の文章を写す時、「どうしてこの文章は一行あけないといけないの?」とか、

「カギカッコの方向なんてどうでもいいじゃないか」とか、

「えー、段落をかえるってなんなんだよ」って思いながら、

嫌々宿題をこなしていました。

しかし、この試行錯誤が後の勉強生活に関わるというのは、言い過ぎではないように思います。

今の生徒たちは文章をすぐにコピーやプリントアウトできてしまうので、

その苦労を知る人はあまりいないかもしれません。

しかし、中学受験にいそしんでいる生徒たちをみると、とても感慨深い。

私たちが経験したことをしっかり継承して、繰り返しノートに書き込んでいます。

ノートをとるスピードから、生徒の理解度をはかることもできると思います。

黒板に書かれた内容は何を意図するのかわかっているからこそ、

ノートをどのように使っていこうかという構想が生徒の頭に浮かぶのです。

これは慣れてくれば、結構できてしまうものです。

もし、ノートをとるのが遅いなーって思う人は少しだけ意識してみてください。

勉強の感覚が変わってくると思います。


もちろんノートをとるスピードが速くなくても、優秀である人もいます。

そういう人は、とにかく授業の場ではメモし、

あとで自分でノートを作る人です。

今はICレコーダーも安価で手に入るので、

レコードした授業を帰宅してからも復唱できます。

私がスウェーデンにいたときによくしていた手法です。

当時は英語が全然聞き取れなかったので、何度も聞き直して、

1日かけてノートを作ったりもしました。

ノートを速くても理解していなければ無意味ですので、

速いことが必ずしもいいというわけではないはずです。


少し話がそれましたが、

ノート作りは学習者にとって命です。

ノートのまとめ方が、人々の思想形成を大きく変えるのです。

なので、私は生徒に必ずノートを作るように指示します。

中には出来ない人もいます。

そういう生徒には、必ずノートの作り方の説明と模範ノートを差し上げています。


みなさんはノートが作れますか。

なんでもいいです。「まとめる」という作業をしっかりしてみてください。

一回でもすると、結構頭の中が整理されてきますよ。

その力が英語をはじめとした言語の学習に不可欠になってきます。

英語がわかるようになるためには、まずノートを作れるかどうかを考えてみましょう。

今日はこのへんにしておきます。

ありがとうございました。

cancan
Posted bycancan

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