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「習うより慣れろ」型の勉強

「るろうに剣心」という漫画で、

主人公の緋村剣心が師匠である比古清十郎から

飛天御剣流奥義「天翔 龍閃」を伝授しているときに、

師匠比古清十郎の一言。


「手取り足取りで教えられた技は身につかない、

一度くらってそこから学び取った技こそ、いざってときに役立つ」


所詮漫画のセリフと思いきや、侮ってはいけません。

このことは、何かを学ぶ上で我々にとって非常に必要なことです。

やはりここ数年の私は生徒にやってあげすぎたのかもしれません。

プリントはすべて作るし、黒板に書いたり、紙にプロセスをすべて書いたりして、

ノートをその場でとらせる、

またはメモを基にノートを作ったか確認するという作業はほとんど生徒にまかせ、

基本小テストで処理をしてきました。

やはり一度生徒に丸投げして、出来なかった場合は自分に大きな否があるのだということに

気づかせなければならないかもしれませんね。


しかし、これはサービス的にやらざるを得ない以上、

生徒の手間を省くことは講師の役目でもあるので、

いきなりこれをやると、「厳しすぎる」という感じは強まるように思います。

なかなか難しいですね。


本当は、私としては単語帳を1ヶ月で網羅するぐらいのスピードで何周もして

空で言えるようになるまでのレベルで膨大に覚えさせて、

難解な英文とそうでない英文を交互に読ませて、

半年で中堅~上位国公立合格レベルの実力をつくりたいのですが、


ここ数年でわかったことは、

1、生徒主体でなければ生徒はそれほど気分よく勉強できないこと。

 (これが為されないと、生徒は勉強をやりもしなくなる……)

2、講師が言っていることはもっともだとわかっていても、

  自分にはそれはできない、またはそこまでやる必要はないと

  やり抜く前に限界値を決めてやろうとしないこと。

3、自分が行き詰ると、誰かに頼るor責任転嫁ではないが、誰かのせいにしたがり、

  やはり自分で解決する方向からはずれていく。


この3つが邪魔をして、前述したような「習うより慣れろ」型の勉強は

もはやできないのではないかと懸念しています。

自分で物事を解決しようとしなければ、

手取り足取りで得た知識(例えば「ここ覚えろ」と言われた知識)なんて

自在に使うことなんてできません。

この時期は師に頼る時期ではなくて、

個人がどこまで生かせる勉強をするかが問題になる時期です。

今年のわが軍の常勝軍団はもはや授業が消化試合と化しております。

どれだけ実戦的な練習をこなしてスコアにつなげるかということのためだけに

実力の調整をしたり、傾向を把握しながら詰めに行っています。


なかなか難しいですよね。

時々、生徒が「成績が上がらない」と嘆くのは、生徒自身で解決してみようという

心がないからではないのかと思うときがあります。

すなわち、今生きている時間が自分のための受験期間ではなく、

他者に依存して人生を決めてもらうような体裁に甘んじている時間のようにみえます。

もっと自分で何とかしようと思う人になることを

少なくとも私の生徒には享受したいなと思います。


cancan
Posted bycancan

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