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目的(答え)を求めることよりも…

ここ数年、「答えを待つ」生徒をよくみます。

「答えを待つ」だけならまだいいのですが、

それを自分でなぞろうとしない生徒が急増しています。

自分でなぞるとは、「どうしてこの答えになったのか?」ということを探求することです。

これをしなくなったということは、

物事を目的論的に考えているということになるかもしれません。

つまり、論理的に考えずに、

ただ都合がいいように解釈してその場をうやむやにしてしまうということです。

こういった内容は、神や宗教といった概念を考える上では容認されることもあっても、

自己解決を養う努力をしているときには目的論的思考はあまりよくありません。


「答えを待つ」人は、とにかくその場をうやむやにしてでも

次の問題に行こうとし、とにかく問題集をこなしたという満足感を得たいのかもしれません。

しかし、ご存じのとおり、問題をこなした量と満足感は

必ずしも同じレベルで比例するわけではありません。

これは問題を少なくやっているのに成績が上がっている学生をみれば一目瞭然。

そういう生徒はこの探求的行為を面倒くさがらずにやっているのです。


では、どうすれば目的論的な考え方から脱却できるのか。

これは非常に難しく、時間がかかります。

中には先生が目的論的に考えて、答えだけいいながら根拠を言わずに

授業を進めていたり、

こういう生徒をみたら「あ、できるようになるまで時間がかかる」と思い、

指摘するだけにとどまる先生もいるかと思います。

うーん、それはマズい。生徒はまだしも、講師がそのレベルで苦しんでいるならば、

その先生のもとにいる生徒は、受験校が受からない悲しい末路を辿るという以上に、

物事を深いレベルで知ることができず、知的欲求を削いでいるといえます。

さて、戻りまして、解決策。

まずは英語でしたら、どういう意図で説明がなされているのかを考えたり、

一通り終えた単元をノートなどを見ずに

その単元の要点が言えるかどうかやってみたりするといいでしょう。

問題を解く場合でしたら、どうして答えになるのかと、

どうして他の選択肢にならないのかを時間かけて見直すことです。

そして、一人でそれをするのが難しいと思うのであれば、

毎日3回ぐらい確認テストをするように決めてしまうといいかもしれませんね。

または親御さんに指摘してもらう等、方法はいろいろあります。

お分かりだと思いますが、

解決策の要旨は「どうやってやった内容に戻るのか」ということです。

それを今一度1年スパンでこなせる体力をつけてくださいね。

特に中学生や高校1年生は、答えありきで考えるのではなく、

覚えるものと考えるものをしっかり分類して考えることを

重視しながら学習することを、私は期待します。
cancan
Posted bycancan

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