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単語をなめてたら、そこで試合終了ですよ。

最近、単語を覚えられない生徒が急増しています。

例えば、

competeとcompleteの区別がつかない時があるというのは、

単語が似てるから「あー読み違いね」って流すことができるのですが、

attendとattemptの区別がつかないとか、informationとinflationの区別がつかないとか、

仕舞にはcomplicateとconductの区別がつかないという、

意味だけでなく、品詞さえも違う単語と区別がつかないために

ちっとも覚えられないというので、

私はこの事象にものすごくびっくりしています。

文頭がatt-という形だったら、ターゲット1900で最初の方に出てくる、

attainと意味が同じぐらいの内容でしか考えてないのでしょう。

分からない単語は、すべて知っていそうな単語と何の意味関係を考えずに、

音だけ似てるかなーぐらいで解釈しようとする傾向があります。

(意味から推測するのであればまだいいですが…それ以前の問題なんですね)


要はちゃんと覚えていないということですよね。

単語を覚える時には

1、スペリング
2、発音記号(なんとなくでもいいから音も)
3、品詞(動詞なら自動詞か他動詞も)
4、カッコづけの「~を」、「~に」
5、3つぐらいの意味
6、例文一文を読む

をしっかり理解しなければなりません。

これらををしっかり把握する必要があるのに、

どこかで手を抜いて、受験生たちは覚えようとしません。

ある医学部で英語の教鞭を打っている先生が、

「今の医学部生って、動詞の単語を自動詞と他動詞を覚えずにくるんだよね。

そんなのもわからなきゃ、英語読めるわけないじゃん。

だから、医学書なんて読める人間が英語のクラスで1割いたらいいよね。」

と言っていました。

それだけ単語を覚えるということは大事だと

言語系の人々だったらわかるのですが、

なかなか受験生たちは点数に直結しないと思っているのか、

積極的にやろうとしません。残念です。

はっきりいって、単語帳の見出し語の意味だけ覚えても、何の役にも立ちません。

それが通用するのは、偏差値で言う45未満の学校ぐらいでしょう。

単語帳を使うと、その見出し語を覚えたらもう覚えきった気になって、

もう英語が読めるんだと都合よく解釈しがちです。

いやいや、そんなことはありません。

見出し語を覚えるのは当たり前。派生語を覚えるのは当たり前。

大事なのは、その単語を本文で出されたときに、

どれだけ多彩な内容に組み込みながら解釈できるかということ。

国語の内容で考えてください。

よく現代文で「キーワード集」なるものがたくさん売られていますが、

そればっかり覚えていても、何の意味もありません。

例えば、「デカダンス」という言葉を耳にすることがあるかもしれませんが、

英語では「decadence」(頽廃)という意味ですが、

日本語の意味だけでなくて、「頽廃主義」にまつわるもの、

私であれば「スノッブ」とか「ボードレール」の内容とかが連想されるのですが、

その周辺に関する知識がなければならないとともに、

もしボードレールの文章(フランス語を英語に翻訳したものと考えてください)を

読む場合に、「頽廃主義ってなんだろうか」、(そこまでいかなくとも、)

「頽廃」って一般的にどうやって使われるのかなぐらいの内容は知っていなければ、

その言葉を習得していることにはなりません。

語の音、スペリング、うわべの意味だけわかるだけでは

英語力は頭打ちします。

会話はできるかもしれませんが、それは浅い会話でしょうし、

書き英語・熟読するための英語を習得するために、その程度の勉強をしていては

いつまでたってもできるようになりません。

(英会話の習得と英語を読む力は、大きな意味で一緒かもですが、正直ちょっと違います。)


よく英語力がこの時期になって上がらないというのは、

こういった意味の深さが足りないせいで、

難関大学で扱われる英語を読みぬくことができないのです。

ありませんか?単語帳を死ぬほどやりまくって覚えたのにできない。

そういう疑問を持っている学生さんたちに問いたいです。

「じゃあそれ使える?使えないにしても、難しい英文の中で、

本文の内容を自分が覚えた知識でを正確に置き換えることができる?」と。


これができない場合、

この意味の深さが問題であることが結構あります。

そして、同時にそれは国語力が少々その英文に追いついていないこと、

または意味を深くとらずにどこかで機械的に解けるんじゃないかなーと

逃げていることが考えられます。

英単語は一生勉強するものだと思ってください。

それだけ覚えればいいというのは、専門用語ぐらいです。

takeを習得したとという学生、いや講師がどれだけいるか。

私は少なくとも最低限の話はできても、

口が裂けても知らない意味がないと言い切れません(笑)

単語の意味をなめないでください。

なめずに謙虚に取り組むと、なぜかどこかでつながりがわかったり、

対義的、または類義的だと単語同士の関係性が見えてきて、

文章全体の内容がはっきりしてきます。

そうなるまで、単語帳を使うにしても、しっかり辞書を引いて、

英文に知識をなじませてください。



実はこれこそ英語の偏差値を上げる近道です。
cancan
Posted bycancan

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