「自分はそこに所属しているから
自分の実力はそこまで外の連中と乖離しているはずがない」
と思っている生徒は少なくないように思います。
中学受験をしている生徒が特にそのように感じているように、私は見受けられます。
おそらく、そう思っている生徒さんは中学受験の時に人よりはるかに勉強していたと
過去の自分に対しての自負心とプライドを持っているんだと思います。
しかし、その2つのことが勉強において障害になってしまっているように思います。
つまり、
「自分は所属している学校が優秀だからあいつらと同じように勉強していれば、
自分だって早稲田なり慶応なりいける。もしくは東大にでもいける。
しくじったって、MARCHは堅い。」
私からすれば、くだらないプライドです。
「やってもないくせに、ほざくな」と言いたいです(笑)
そして、私はこのプライドが
どうして自分たちが学校に沿ってやっているだけで合格できるのかと言う根拠につながるのか
よくわかりません。
そう考えると、私と進学校の(または出身の)生徒と比べると、
バックグラウンドが全然違うんだなと思いました。
そして、私はまれなケースなのかもしれないと思ってしまいます。(そんなはずはない!)
私が卒業した高校は
10年に一度か二度ぐらいしか国立大学合格者・難関私立大学合格者が出ない所だったので、
勉強するべきスタンスが進学校と言われるところの学生とは全く違いました。
「死ぬほど勉強しても、間に合わないんだろうな…
でも、人間すぐに超えることはできなくても、高校生活2~3年もあれば
ビリで早稲田なり慶応ぐらいは入れるかな。補欠でもいい。
あわよくば東大の補欠合格を狙えたら最高だ」ぐらいで勉強していました。
ハナっから自分が優秀で選ばれた人間ではないことは入学当初から自覚していました。
だから、進学校の連中がどれだけ勉強して、どんな参考書を手にして、
勉強しているのかを自分ですべてリサーチし、
それを全部そろえて片っ端からやってみました。
特に英語は絶対得意科目にして得点源にしなければならないことはわかっていたので、
英語には当時の私のレベルの最大限度(13時間ぐらい)まで勉強していました。
(もちろん、薄い問題集は1か月で5冊ぐらいはつぶしていましたよ)
現役で受験した日大法学部と早稲田教育学部に補欠合格するのでさえも、
「3年間の大半を勉強に費やさなければ、
進学校で早稲田や慶応に余裕で合格する連中に追いつけない……、
いや、ついていくのがやっとか…」と思えてくると、
いかに自分がアホなのかがよくわかります。
それと比べたらいけませんが、それを承知で比べると、
進学校の中位より下の学生の多くは、そういったネームバリューに安座し、
どこかで自分のいまある現実から目をそらし、
ダメだったら学校のせいにして、
自分を正当化しようというような人が少なくないように思います。
どこの高校にいても、高認でも、
すごいやつはすごいし、ダメなやつはダメです。
今年医学部に7つほど合格した生徒も高校は通信に通っていましたが、
浪人したとはいえ、日本でも有数な医科大学に入っています。
進学校にいても、勉強しない学生はポテンシャルがあっても
結果が残せない、決められたスパン、
または自分で計画したスパンの中で結果を残せないのは、
自分が愚かであることへの自覚が足りないと思います。
容易に「自分はやっているから、どこかですくわれる」と思わないでほしいです。
やっていてもダメなときがあるのに、どうしてそう思えるのでしょうか。
「できるヤツはすごくありません。
できたヤツがすごいんです!」
下手なプライドは捨ててください。捨てただけで、優秀になれます。
中途半端なプライドを捨てられた者は間違いなく後々素晴らしい人格とともに
合格証書をいただくことができると思います。
頑張っていきましょう!
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