なかなかの強者ぞろいで、私もてんてこ舞いしております。
強者にも二種類います。
一つは、もちろんものすごく英語を良くわかっている学生さん。
今年の上位連中も負けず劣らず優秀です。
高2生の終わりの時点で偏差値73キープが3人います。
この調子で、再来月の全国模試で度肝を抜いてほしいです。
そしてもう一つは、中学校の基礎をうやむやにして
なんとなくできるように装ってきた生徒です。
このパターンは最近よく見受けられます。
「なんとなくできる」クラスタ(集合体の意味です)、と言いましょうか。
単語の意味がなんとなく分かるから、なんとなく文章の意味も分かるので、
問題もなんとなく解けていってしまうのです……
いったい一文を述べる間に「なんとなく」が何回出てきたのでしょうか。
少々複雑な構造をした文章や、一文が複雑なものや、
難解な単語で書かれていたりすると、
「なんとなく」クラスタはもう手も足も出なくなります。
よって彼らはまず中学校のおさらいと、
高校1年生で行う品詞と文構造から基礎づくりを始めなければなりません。
例えば、次の問題がわからない人は、かなり基礎に問題があると思って結構です。
To laugh is very important for us.
I left the library to go back home.
このto不定詞は同様な使い方と考えてもいいのでしょうか。
もちろん、名詞的用法と副詞的用法なので異なると
言葉でも構造的にもわかっていれば、
特に問題ありません。
要は、中学校で扱ったものが躊躇なくこたえられるかどうかで
基礎の有無がわかるわけです。
でも、これもわかった気にしてしまうのが
「なんとなく」クラスタの特性ですので、
私たち講師が口頭試問していった方が効果的だと思っています。
今日もずっと生徒に口頭で文構造を説明してもらっていました。
私もですが、生徒もなかなかつかれているはずです(笑)
こういった現実に目をそむけずに頑張っているのをみていると、
なんとかしてあげなければなと思います。
それだけ受験に対して真剣なんだなと思えてきます。
勉強において、「なんとなく」っていう感覚をなくしてください。
特にどの科目における基礎で、「なんとなく」の処理は絶対にやめましょう。
「なんとなく」が通用されるのは、書いている筆者もわからない謎が潜んでいる場合にのみ
用いることができると思ってください。
受験において「なんとなく」で解かなければならない問題はまずありません。
自分の中にある「なんとなく」の感覚は自分に対する甘えですので、
これから全力で排除しましょう。
今年もなかなか面白そうな人材が多く、楽しみです。
今日からまた、人生の大きなイベントその1的な、
1年間のフルマラソンが始まります。
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