昨日から京都に赴き、京都の同業者の方ともお話をしていました。
なかなか興味深い話も聞けて、勉強になりました。
さて、今年の受験の反省するべき点、その2。
私は生徒の勉強姿勢へ言及することが少々足りなかったように思います。
量は最低限(英語のテキストは5~10冊はやってます)はやらせていましたが、
それはあくまで最低限の量であり、
スコアも「最低限のスコア」までは到達しても、突出したスコアにならなかった人は
ちらほらいたように思います。
センター英語で150点ぐらいでは満足はいかないし、
ちっとも通用しないということだけは、改めて確認ができました。
では、スコアがずば抜けた人と、ずば抜けなかった人の差は、
先日お話しした基礎の部分の勉強がしっかりできたかどうか以外で、
どこにあったのでしょうか。
これもやはりまだまだ推測の域を抜けませんが、
自身への「ストイック」さです。
うまく学習できた生徒たちは、全国模試の結果で自分の位置を把握し、
やわが軍全体の状況を聞いていましたが、
それに左右されずに、常に自分のペースにそって勉強をしていました。
もちろん、あまりにも相手と差があると思ったら、
徹夜をするなり、ノルマを増やすなりして調節をしていたはずです。
一方、そうでなかった生徒たちの生活をみていると、
我が軍の常勝軍団の名前を聞いただけで、
そうでなかった人たちは「やっぱり、すごいな」という感覚で常勝軍団の背中を見ながら、
「そいつたちと一緒の勉強をしているから彼ら自身の中で必然と早稲田や慶応に合格するだろう」
と錯覚してしまい、
最初の基礎を作るというよりも、常勝軍団に合わせて勉強するほうに気が向かってしまいます。
その結果、自分のペースは乱れ、やるべきことをおろそかにし、
私の言ったことしかやらない(=最低限の努力しかしない)といった状態になってしまいます。
ひどい者はそれさえも60%ぐらいの完成度にしてしまいます。
マラソンと一緒で、自分にはペースがあります。
自分は今どの地点にいて、ゴールは○○大学で、そのためには
いくつかの目標を掲げて、目の前の目標を処理しなければなりません。
相手の目標をこなしても、できるようにはなりません。
大きな目標(大学や志望校)が一緒だからと言って、
小さな目標(日々の鍛練やノルマ)が相手と同じになるわけではありません。
人相応にやらなければならないものは異なります。
それを大きな目標が壮大で、実力から大きく乖離している場合、
まずそれを自分で認め、そのあとでできるかどうか実力と相談し、
小さな目標をすべてこなさなければならない覚悟があるかどうかです。
さらに、受験には期限があるので、それを高速でこなさなければなりません。
これをこなすためには、どうしてもストイックに勉強していかなければなりません。
周りを気にしても、気にしすぎてはいけません。
理想は全国模試の結果をみて、自分の位置を知り、
それ以上は言及せずに、「もくもくやる」という状態にいることです。
場合にはケータイや、親子関係が面倒くさくなります。
それぐらい、なりふり構わずやらないといけないことをもう少し伝えるべきでした。
あと、期限に厳しくするべきでしたね。
なかなか、強く言えなかった私に少々反省しなければなりません。
しかし、少々生徒にもそれぐらいはわかる感覚を持ってほしいなと思いました。
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