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雑記

今年の受験での反省点 その1

さて、前期試験が終了し、全員の結果を聞いてきました。

全員大コケがなく、おおかたうまくいったという声をいただけました。

しかし、その実感はそんなにあてにはならず、

特に東大や京大での争いの場合は、みんなができている可能性もあるので、

油断はできません。ただ祈るばかりです。

今回の収穫は岐阜の医学部受験の生徒が、

真っ先に「8割はある」という報告をしてきたことです。

その生徒はセンターでこけましたが、2次で挽回してやろうというところで、

「もしかしたら……」という望みをつないできました。

もう、私はそれだけで泣きそうでした。

それだけ健気に頑張っている生徒に拍手を送りたいです。

あとは3月6日に感動のフィナーレを迎えられるように、

期待していようと思います。


さて、大半の受験が終わり、そろそろ私は反省モードに入っています。

今回は私立文系学部の連中の間で大波乱が起こり、

文系出身であり、本来十八番の分野での失態に目をつむるわけにはいきません。

厳しい戦いになった連中に共通する点は、

基礎事項の徹底が甘くなっていたということと、あまりにも実戦的に実力を仕上げてしまって、

例外に対して冷静に対処しきれなかったことでしょうか。

それは同時に本質的な勉強へ昇華することができなかったと

言い換えることができるのではないでしょうか。

勉強は問題集ばかりやっていてもできるようにはなりません。

問題集の問題をこなすのはもちろん重要なのですが、

そこでどこか法則性が見えなければなりません。

その法則性や解法をまとめるのが、ノートにまとめるという作業過程なのです。

英語で言えば、関係代名詞は分詞の修飾の仕方がほぼ一緒であることが

気づくかどうかというような内容です。

(the man who is reading this bookという関係代名詞を含んだ文章を見て、

who isをとれば分詞になるよね。っていうことに気づくような本質的な英語力のことです)

このようなものは数学だと当たり前のようにこなしていきますが、

英語でもこのような基礎知識を知らない人が非常に多く、

いかに惰性で、丁寧さに書いた勉強をしているのかなと思います。

今後は、こういった本質的な中学校で扱いそうな内容を

どのように大学受験で応用していくのかを示していかなければならないなと

思わされました。そして、その過程で、どれだけ専門的な文法知識をそぎ落として、

うまみのある知識を生徒に与えていかなければならないのかを

考えていかなければなりません。


まだまだ私は受験請負人としては不十分ですね。まったく、情けないです。

そのほかにも英単語の不徹底さや、極度のボキャブラリーの欠如は

偏差値50~60のあいだでうろうろしていた連中の中では

顕著でした。これも管理の不手際を認めざるを得ません。

だから、来年は今まで以上に単語やボキャブラリーは強化します。

英語サイボーグになった生徒も多いですが、

それは元々英語ができた人や、英語が好きだった生徒が大半で、

底辺層からそれを創り上げられた生徒は少数でした。

まだまだ目標からは程遠い状況なのがよくわかりました。


来年はその目標をさらに達成するために、近畿地区の河合塾で授業している先生や、

関東地区でお世話になっている先生とこまめに情報収集をして、

自分の実力をスキルアップすると同時に、

他者への目線を考えた授業ができるように、勉強会を行っていきたいと思っています。

すでに、様々な先生の授業を見せてもらったりして、勉強させてもらっております。


まだまだ気づいたことがたくさんあるのですが、

それはまた小出ししながら、ご紹介して考えていきたいと思っています。

もちろん、成功者から学ぶことも多いので、景気がいい話もしたいなと思います。

(実際には景気が良い話のが多いですが…油断は禁物。)


最後に、昨日の夜に獨協医科大学正規合格の報告がありました。

おめでとうございます。

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