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雑記

MARCHレベルの学生に医学部の門戸が開かれた??というフレーズの違和感。(1)

さて、ここ最近の医学部受験、このブログでも結構書いているのですが、

確かに、5~6年前よりはマジで簡単になってきて、受かる学生も増えてきたのは事実

でも、それはあくまでも5~6年前との比較論でのレベルの話で、一般的にはまだまだ倍率は高いし、

学費が高額なのも手伝っていることから入るのは容易ではないと言わざるを得ません。

あのですね、2013~2018ぐらいまでは本当に地獄。

例えば、その時期に藤田の補欠に絡んだ学生が今医学部受験したら、

大阪医科や東京の上位層の私立医学部には軽く通るかもです。それぐらい、熾烈な争いでした。

マジで当時は上位補欠をもらって3月後半を待つか、正規が来たらもうすごすぎるよねって感じで、

相当一生懸命やっていたし、普段から勉強している勤勉学生が多かったし、

エリートしか正規こねーぞみたいな雰囲気は今よりかなりありました。

でも、そこから見て簡単になっただけで、確かに不十分な実力でも勝てることは増えたとはいえ、

壊滅状態からちょっと勉強すりゃ合格できる人が沢山出てくるレベルまでなり下がったかというと、そんなことはないです。


そこで先日ある雑誌で特集されていた

『医学部受験、MARCH層に門戸開放』とかって題名で記事が書かれているものを読んでいたのですが、

まあ煽りすぎですよ…。そしてインタビューを受けている方の半分はご商売で問題を多い塾じゃないですか……。

まあ尤もそうに書かれていますが、私からしたら「残念」な言及で、

河合・駿台はまあ下位層なんて相手にしていないし、上位で稼げばいいから権威上選ばれたのでしょうが、

他は「そうやって言っていれば生徒も増えるでしょ」ぐらいに思えるような書き方にしか見えないですね。

純粋にMARCH層と医学部受験が比較すること自体が間違えていて、まず科目数が違うんですよ…

理科1科目増えたこと、しかもその増えた科目の難易度は他の3科目と同等のレベルに持っていかないとダメなわけで、

もう正当な比較論が成立していない……。しかも、英語で言えば、MARCHの英語と医学部の英語は少々違うんですよ。

MARCHの英語、特に文法だけで見れば、まあMARCHはオーソドックスな問題が多くて、

ちょっと問題集をやりこめばできあがるんですけど、医学部受験の文法問題は少々ひねりがある学校が多いんです…。

川崎医科でさえ、紋切り型の問題が多いとはいえ、結構えぐいところを突くことはあるし、

医学部受験生で正規を取ってくる学生はしっかりそれを獲るので、

平均点は少々高めだし、倍率を考えたら容赦ないんですよ。

あと長文もMARCHの方が読みやすいものが多いし、配点も英語重視のところが多いので、

英語強者であれば結構来ちゃうのがMARCHなんですよ…。

理科なんて医学部の場合、ちょっと特殊だから模試が取れていても全然できないこともあるし、

数学もMARCHのものは本当に解きやすいものばかりだから、とても比較できるものではないんです…。

マジでね、校舎長や代表レベルの人でちゃんと問題を解いて、現場をマジで知っている方、

いや、正確に知ろうと思っている方自体が少ないので、まあデータレベルの話しかできないんですよ…。


というわけで、何回かに分けて言いたいことを言おうと思いますけど、

今日はこの辺にしておきますが、まず読者の皆様の中でも勘違いをしないでほしいのですが、

MARCHが受かりそうだから医学部が合格できるから、

医学部にコンバートしようなんて浅はかな考えはやめてください。


MARCH目指している人の大半は文系です。そこから医学部に切り替えるってよっぽど何かあったとしか思えません。

それがまずちゃんと言語化できる人になる方が先です。というか、それができなければ、2次で落とされます。

医学部受験、今面接も点数化している学校が多いので、面接試験を舐めていたら落ちますからね??

そして、実際にMARCH・早慶からのコンバート、上位文系国立上位の在学生や卒業生による再受験でも

軽く2~3年かかる方って本当に多いので、医者になるならそれなりの覚悟をもったうえで

受験準備をなされた方がいいです。どうか、よく考えてみてください。

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