さて、今年は非常に優秀な学生が多く所属しているのですが、
英語の実力については、現役生と浪人生の間でちゃんとやってきたかどうかで大きく差がついております。
ちゃんと英語を仕上げた学生は、単語もよくわかるし、文法もはっきり峻別できるし、読解量も多くなっているので
申し分ない実力になっております。しかし、そういう学生たちは、ものすごく難しい問題をガンガン解いているとか
ってなっているかというと、そんなことはありません。
やっていることは至ってシンプル。基本的に最初の勉強は文法事項を暗記しながら、
文法問題を解いたり解釈ベースの練習をするわけですが、覚えて慣れてきたら、
英文読解と解釈と英作文をガンガン解きまくるっていうだけです。でも、ただ闇雲にそれをするのはダメで、
どういうものを選べばいいかだけ気を付けております。
基本自分の実力に対して難しいと思うものをやらず、
ストレスが溜まらない程度の難易度or
速く読むことを意識すべく簡単な英文をチョイスするだけです。
これを月1で読解問題集1冊終える+文法の暗記が1年間やり通せたら、まあクソできるようになります。
今はこの最適化を最大限に行った状態を後々提供できるように、準備をしております。
こんな基礎的なこと、わかりきっている手法でうまくいく理由は何か??
まあ簡単なことです。これをこなしてちゃんとできる人は、
その問題集や暗記するために与えられたものを自分で再現できるようにしているからです。
ここでいう「再現できる」ってことは、暗記したものを瞬時に知識として出せるとか、
読んだことのある英文構造が初見の英文でもパパッとわかるとか、
スピード感を大きく失わないでいつも通りのスピードで読み取れるとかってことです。
よくある「難しい英文を読み抜いて、ゴリゴリやる」ってことは、あるレベルに到達したら効果抜群なのですが、
そうでない場合は恐怖を植え付けるし、自分で再現できる可能性が低いので、実はあまりよろしくない。
特に今の学生は勉強に安心感をほしがるのでなおのこと徐々にじわじわ実力をつける方がいいのかなって思います。
たまたまできた!みたいな知識や方式ばかりに目が行っちゃう人は、模試のスコアが安定しませんね。
まずは練習レベルでできるようになることが大事で、そのためにもできることを完璧にできるようにしてください。
そうでないと本当に本番で失敗しますよ。頑張りましょう。