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雑記

暗記するということ(2)

前回の記事で、「大学入試で英単語をどのくらい覚えるものなのか」

ということを書いてみました。

あの記事をみて、

「お前は暗記が得意だからできただけ」、「できないやつもいるんだ」と、

言う方もいるかもしれません。

でも、やってみないのに文句をいうのはちょっと卑怯です。

2・3週間やってみてから判断するんでもいいんじゃないかと思います。

実際に私も英語は得意ではなく、英単語を覚えるのは苦痛でした。

そこで、ちょっと私の体験談でもかいてみようと思います。




私はもともと進学校といわれる高校に進学しなかったので、

なかなか勉強するモチベーションが高まっていきませんでした。

高校1年生のときに、ある塾の春期講習というものを受けに行きましたが、

国語も数学も英語もちんぷんかんぷん。

周りはみんな進学校に通っている輩で、

中学校から継続してやっていた生徒たちだったために、

めちゃくちゃ授業の内容が高度でした…。

ある英語の先生(確かサカイとか言っていたような…)が次のようなことを言っていました。

「東大や上智の英文や東京外語大学に行きたければ、

英単語を15000個覚えてください。早稲田、慶應ならおよそ1万個覚えてください。」

先生はこれを目安で言ったのでしょうが、

高校一年生のときの私は衝撃的な発言で、

「英語できる人ってこんなに丸暗記してるんだ…きもっ」って思っていました。

でも、周りの人々はまんざらでもないようで、私だけきょとんとしていました。

私は野心だけは人一倍強く持っていて、

できれば東大の文一(法学部)か国立の医学部に入りたかったので、

死ぬほど勉強しなければいけないのはわかっていましたが、

いきなり脆弱な野心は打ち砕かれたのです。

でも、3年あればなんとかなると思って、

とりあえず言われた数に到達するまでやってみました。

特に最初の一年は、英単語をいくつ覚えたか入念に数えていました。

まずは書いたり、読んだり……辞書を噛んでみたりもしました(笑)

そんな感じでありとあらゆる英単語をひたすら自己流で覚えていました。

そして1年過ぎて、覚えた単語の数はすでに7000個を超えていて、

この数字にびっくりし、謎の達成感を手に入れました。

数字にして具体化するのは、目に見えて楽しいものです。

最初は大きな数字を前にすると、気が遠くなりますが、

やはり最初が肝心なんです。

貯金なり、日記と同様、3日坊主にならないようにできるだけ意識すると、

1カ月はもつようになります。

その意識づけのために、具体的な数字を書き出して、

逆算していくことで強い意識づけができると思います。

私は結局3年間続けておよそ15000個覚えて、なんとか早稲田に引っ掛かりました。

結局早稲田にいきませんでしたが、あの英単語の丸暗記があったから、

留学もできたし、大学院にもいけたし、

そしていずれは大学教員になろうという夢をも生み出す原動力になったのです。



まとめるとこういうことが言えます。2つのことを心がけてみてください。

最初はとにかく一定期間やってみる。そして文句を言う。
目標を表や数字にして具体化する。

この2つを心がけてください。

yahooニュースや掲示板のコメント欄で、

人の成功や功績に対して揶揄する人がいますが、

そういう人ほど何もしていない人が多かったりします。

なにか自分からアクションしない人に、アクションしている人への発言権は与えられません。

なんでも批評するのであれば、同じ土俵に立つべきです。

それと一緒で、まずやってみてください。

やってみて、やっぱりこれは自分に合わないと思えば、

また試行錯誤をすればいいと思います。

試行錯誤の繰り返しで、人はより洗練されていくのだと思います。

参考程度に考えてもらえたら、光栄です。

ありがとうございました。

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No title

こんにちはi-189
何かいい英語の勉強法の載っているサイトはないかと
友人に聞いたら高橋先生のブログを教わりました。
高橋先生ブログを見た後は先生の英語の勉強法に則って日々英語
の学習をしています。
最近偏差値が少しづつですが上がってきました(>_<)
ただ読解の問題でわからない単語がやはり多いですi-201
単語の暗記で何かお勧めの参考書はありますか?

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