さて、今日は少し薬学部と歯学部のお話。
名古屋に来るまでは、私の中で薬学部というのはレベルが高い学生ばかり受験し、入っていくところなんだと思っており、
実際に私の友人たちも国立薬学部だと東北や千葉とかには食い込んだり、
私立だと共立薬科(今の慶應)、星薬科、東京理科とかに入ったイメージがあったので
いやー、アホじゃやっぱり入れないし、しかもみんな現役で入っているのか…すげぇなとなってたし、
就職もTBCの研究員とか化粧品制作のガチ勢とか、かなり前衛的な職業についている学生が多かったです。
そんなわけで、まあ薬学部ってかなりきついのかなって思っていました。
でも、うーん、ピンキリなのが本音ですかね…。もちろん今でも、東京・関東圏の国公立・私立上位層の薬学部
名市大・岐阜薬科、京都薬科とかこの辺の実力ってやはりすげぇなと思います。あほじゃ本当に入れないです。
なんでそんなことを話題にするかと言いますと、これは本当にびっくりしたのですが、
名古屋圏の私立薬学部がある名城大学薬学部は90%以上が名古屋圏の受験者なんですよね…。
まず県外から来ただけでもうレアだし、おそらく県外受験合格者は医学部断念組の可能性が高いんですよね。
同じ感じなのが福岡大学の薬学部。こちらも九州の学生がほぼ大半で、
まず名古屋から福岡大学の医学部には行きません。まあもちろん2校とも地域性ってやつはあるとは思うんですけど、
どうみても、この2校は「医学部には入れなかった人のなれの果て」感は否めないんですよね…。
指導生の中でも滑り止めで受験していたり、実際に医学部がうーむとなってそこへ入っていった学生もいます。
名城・福大はおっきい大学ですし、それなりに名前が通った大学でいいとは思うし、
悪い風に言う気もないのですが、やはり本来の趣旨で来ている学生は少ないのかもしれないってのは若干感じますね。
そういう意味で、医学部受験生界隈がいるから実際にぶっちぎって合格するのは大変かもですが、
医学部受験生が医学部に入っていってしまったり、医学部受験生がダメだった時にも浪人を決めた場合は
繰り上がって合格するわけですから(まあそれなりに合格者をたくさん出しているでしょうけど)、
ちょっと入ってくる学生のレベルは落ちるのかなって思います。
そんな感じで若干入りやすくなっているし、
ちゃんと勉強していれば現役で合格することはできると言える学校なのかなって思うのが最近の中堅薬学部ですね。
(国立は共通テストを結構とらないときついので、どこも大変だと思います。)
薬学部はAI開発が進んだことでやるべきことが縮小されつつあります。
そんなわけで、薬学部に行くなら、老舗か大規模な大学で専門性が強い大学がいいなと思います。
東京理科とか星薬科は名門ですね~。
そういうところになると、知る人ぞ知るなので全国で学生たちが入り混じるんですけどね~。
そして、医学部のなれの果てな雰囲気にならないから、学生もやる気がありますしね。
そういうことも結構アドバイスします。