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雑記

大学受験で失敗する2大理由

中学受験や高校受験を経て、そこからまた3年後に大学受験を経るわけですが、

どういうプロセスを追おうとも、受験に「絶対」と言うものはありません。

例えば、私は医学部受験の指導をすることが多いので、私立中高一貫生を指導する機会が非常に多いですが、

その学生たちが医学部に現役合格者として君臨できるかと言えば、ちっともそんなことはありません。

超進学校にいても、3年間勉強してなければ、実力を秘めていても落ちるときは落ちます。

一方、高校受験で失敗して、「リベンジ」を掲げて3年間必死で勉強するという形の学生で

現役合格を勝ち取った学生っていうのも、結構います。

私自身もその一人であり、仮面浪人という形でしたが、早稲田の社学と政経、中央法、そして群馬大学医学部という

なぞの合格を勝ち取り、受験では「満足」、「悔いはない」という結果を得ました。

(行きたいところであった東大理1と早稲田法には行けないという仕打ちを受け、

日大法学部に残り師匠についていくことを決意。まあダメな時はダメなんです)


でも、そうやっていろいろな来歴で合格を得ることができるわけで、正直東大理3・京大医学部・慶應医学部でなければ

努力値で何とかすれば入れると思っています。しかし、どういう自分にとって高めな目標を掲げても、

うまくいかないパターンというのは存在します。その3大原因を挙げておきます。


①:勉強量の絶対的な不足

②:間違った勉強法による継続

③:反省なき学習姿勢での継続


まあ、こんなところです。

特に①と②は例外がないですが、まず絶対的に落ちる理由の定番は、勉強の絶対量に関することです。

受験生として1年ガチで勉強したぐらいで、早慶らへんに行ける人って、元からの相当の実力者でして、

まあ超進学校の学生以外ではなかなかできない芸当です。

英数の実力が本当につかないとダメだし、それは一朝一夕ではつかないものなわけで、

ゼロスタートで早慶1年での合格は見たことがほぼありません。

今やMARCHでさえも、軒並みどのMARCH大学もレベルが上がったのと、色々な受験方式もあり、

1つの合格を勝ち取るために、ガンガン出願して1つとる手法が主流になってきつつあってから

受かるのが難しくなってきました。そんな流れから、1年で合格できない人も多いし、じゃあそこから関関同立へとか

もっとレベルを落とした大学へ…ってなっています。

前のMARCHの方が難しいし、変な学部も多くなかった分難しかったという声もあり、

世間では「ここ最近のMARCH合格は大変」とは言われていますが、当事者と傍観者の感覚は違うし、

現代人の受験はそれはそれで違った難しさがあるので、一概に「簡単になった」とは言えませんね。

でも、少しお勉強すれば受かるんじゃね?みたいな風潮は少し出てきましたが、

それでも受からな人はたくさんいるわけで結局勉強量が著しく少なくて、運ゲーのような勉強をしていることがしばしば。

明らかに実が入った勉強量がマジで足りないのが、多くの受験生の現状だと思います。


そして、そういう時間を短縮するために、次にやろうとすることは、時短方法を無理やり作ったり、

都合がいいtipsをたくさん覚えて、それを無理やり合格の方程式にはめようとすることです。

その点で問題になるのが、誤った勉強法で突っ走ること。まあ失敗しますし、遠回りですね。

そんな事例が今年おりまして、少々。

今年の指導生でも、英単語を「接頭語と接尾語と語源を覚えれば、ガチ暗記しなくても英文は読める」

っていうことを信じ切って暗記を怠って、今では大惨事になっている状況の人がいます。

でも、それは学生が悪いとも言えないんですよね。こういう風に時間を創ろうと頑張る学生って、

実は非常に真面目な学生だったりすることが多いんですよ。苦肉の策なんでしょうね。

でも、それでもこういう中身のない大雑把な勉強をしてうまくいくことは少ないし、大学に入ってから間違いなく苦労します。


といった感じで、なかなか現実は厳しい戦いになっている学生が大半です。

やることを少しでも減らして、出来る限り反復するクオリティをあげることに集中できるように

講師側がサポートしていかなきゃいけませんね。

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