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雑記

中堅どころを救うことを考えなくては…

さて、私立組が今日受験をすべて終えました。

生徒にはお疲れ様でしたといいたいですね。

(きっとこの時間だとまだ早稲田で戦っている最中ですが…)

正直、偏差値50後半ぐらいでうろうろしていた生徒を救うことは

できなかったような気分でなりません。

「もっと先の風景まで連れて行ってあげたかった」

ワンピースに出てくるゴーイングメリー号の心の叫びのような気持ちでいます。


でも、今年はいろいろわかったことがありました。

偏差値50後半でうろうろしている連中の大半は、

最初の時点では偏差値40あるかないかでしたので、

1年で10以上実力をあげたのは驚嘆に値します。

しかし、MARCHレベルを余裕で合格するには、

例えば河合の全国模試で偏差値60前半を余裕で越えて、

且つ毎回取れなければ、なかなか難しいのではないかと思っています。

まあもちろん偏差値だけで判断しかねる部分もたくさんありますが、

自信をつける、実力に確信をもってもらうという点を考えると、

これから生徒には偏差値60ぐらいを

コンスタントに取れる指標を持たせなければならないと思いました。

私の今までの基準はもう少し低かったです。

私が文系のMARCHの中で2校ぐらい合格できるでしょって思えた基準は、

河合の記述の全国模試で2回以上偏差値60をたたき出せているかどうかでした。

(全体のスコア+得意科目でスコアがちゃんと取れているという条件で)

それで今回はゴーサインを出しましたが(実はこの基準は数人のぞいて満たしています)、

現時点で悔し涙を飲んでいる者もおり、私の判断がまだまだ甘く、

私は生徒に「ギリギリ」の闘いをさせていることに気づかされました。

私の最低ラインは自分が出た日大法学部と決めているのですが、

その日大法学部でさえ、数回偏差値60をたたき出しても落とされるということもあり、

文系私立の闘いは

メディアや業界の話を聞いている以上にシビアのように思います。

(個人的にはそんなことないですが…医学部のが数倍シビアでしょ!)


まだ全部の結果が出たわけではないので、なんとも言えませんが、

私の中では

どんなレベルからでもGMARCHのレベルをコンスタントに合格できるような体制を

作るためにはどうしたらいいのか、もう一度考え直さなければなりません。

偏差値60まででうろうろしている人間にとって、

何が今足りなく、何が今必要なのか。もっと精査しなければ、

「勉強しても結果が伴わなければ意味がない」というように引け目を感じる

生徒も増えていってしまいそうで、私は恐怖を抱きました。


経験論ですが、1年で偏差値を10ぐらい程度上昇させるぐらいならば、

正直スタートがどのスコアの人間でも

生徒にやる気があれば簡単にできると思っています。

(偏差値65~70を75~80にするのはなしね。それは別物なので。)


でも、それではだめなわけですよね。

英語だけで言えば、今回はほぼ生徒全員が1度以上偏差値60を超えてきたのですが、

それでも他の科目の勉強も含めてスリム化しつつもスコアが取れる手段を

私なりに考えなければなりません。

目標設定をもう一歩上にして、また体制を考えていかなければなりません。

同時に私自身の見極めも厳しくしていかなければならないということが

今年の受験での収穫でした。


まあ今年の結果は過去最高なのは間違いないのですが、

反省点はまだまだ多いです。

正直なところ、生徒に要求なければならないこともあるのですが、

まず自分の行いから直さなければならないのが当たり前の行為でしょう。

てめえが変わらなければ、人なんて変わりません。

少々、脱皮するために、3月はさなぎへ退化しようと思います。



追記:先ほど南山大学法学部、

中央大学法学部、明治大学国際日本学部、

立命館大学理工学部合格


の合格の声をもらいました。いやーうれしいですね。

明日明後日ぐらいから、早稲田・明治・中央のラッシュですかね。

ちなみに今年のわが軍は慶応と上智を受けている生徒はいません。

ちょっとさみしいですね。

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