さて、私の中で医学部受験の合格は基本現役で、ダメなら全力で狙うために1浪まで、
どうしてもだめなら2浪までってところでここまでで仕留められなければ、
医学部受験指導と謳っている講師としての名が廃ると思ってやっております。
でも、まあもちろん英語だけでは合格できないので、2浪まででケリをつけるのは大変な部分がありますが、
それでもやはりそれなりに2浪(出会ってから2年ではケリつけたい)で達成させることができなきゃいけない
と思っているので、今年は先生を集めて、事務所づくりまで始めております。
しかし、はっきり申し上げて、「現役でケリがつかない」、「浪人しても時間がかかる」という世界線は
見えてしまうことはあるのです。例えば、昨年もあったのですが、どう頑張っても
国語と社会が間に合わないし、夏の時点で理科もいまいちでうーむという場合は、
8月のどこかの時点で推薦入試はどうか??と提案はします。
まあ推薦なら受かりやすいからというわけではないのですが、
一般受験よりは全然受かりやすいのは確かなので、それを勧めるのは講師としては親切であり、義務だと思っています。
まあ浪人生をたくさん見ていて本当につらいってのもあるんです。
勝算があるかなって思える推薦入試はガンガン私は提案します。
昨年も推薦入試で結構合格をかっさらいましたし、バリエーションも愛知・藤田・近畿・金沢医科・関西医科と
まあそれなりに結構勝ち取ってきているんですよwwまあ自信もあっていっているのですが、
まあ実際に勝ち道を作ることはできなくないんです。
そうそんなわけで、そういうチャンスを逃さないために、
8月の宣告はどこかの時点で必ずします。
1つの見極めは、第2回のマーク模試の結果での判断で、国立行けるかどうかの話で、
私立受験一本寄りにするか、それともそれなら推薦にするか??って話になります。
でも、ここではなかなか引けないって学生も多いんです…・・・。
なので、もう一つの見極めは、河合塾の記述模試ですね。まあある程度の結果が出てこない場合は
かなり強い口調で、「推薦に切り替えられるなら切り替えた方がいい。
国立目指すなら赤信号に近い黄色信号で、浪人が見えている。」と言いますし、
私立医学部の一般に切り替えるにしても、「川崎や東京女子医を受けようね」って話をしますし、
その一方で強く推薦を狙うように話をします。
そう、この時点での見極めを見誤って、「頑張れば大丈夫」なんて安易に言ってしまうと、
もうそれは1浪が見えている前提で、背水の陣みたいな戦いになるので…これだけは避けたい。
講師としても合格の可能性をまず見せられなければ負けなんですよ。
でも、最近は英語と数学の実力が本当にない学生もいれば、
英数がある程度仕上がっているにしても、理科が多分終わらないってパターンもかなり増えてきているので、
推薦入試を早い段階から決めている学生もいます。
これって「早い段階で決めているなんて、才能を摘んでいないか?」とか、「国立行けるかもしれないじゃないか??」とか、
「お前の実績のエゴじゃないか?」って言われそうですが、
まあそれなりに親御様と話しますし、独断で「押し付ける」ことはしません。
その中で、「最後まで頑張る」みたいな話をする人もいますし、まあ決断するのは本人と親御様です。
でも、提示すべきことを提示しないのはやはりその人にとって不利益ですからね。
そして、意外にも「あーしておけばよかった」という話も多いんです。
でも、そうならないように頑張るわけですが、その推薦の話もしつつ、仮に1浪になった時の話や
その時の覚悟の決め方までマジで用意周到に話をするつもりですので、
(ここではそんな細かい話は敢えて教えませんけど)、まあちゃんとお話をします。
というわけで、色々医学部は戦い方があるんです。受からせるってことだったら、まあ手段を択ばず提案いたします。
でも、これはもちろん私立医学部を受験してもいいっていう前提で、国立医学部に絶対に入るというとなると
本当に本当に覚悟してください。マジで要求は厳しいですので。
この要求の厳しさってのは、1科目の深さってよりは、満遍なくできる方の難しさです。
例えば、早慶ほど英語力は要求されませんが、
他の科目の深さとか間違えられないっていう意味での広さが求められます。
国立医学部だけは本当に50%以上は大丈夫となかなか言えません。
舐めた受験にしないようにまずは頑張ってお勉強してください。