さて、受験生はびっくりするほど時間がないと思います。
浪人で予備校に行った学生さんたちも、「え、こんなに授業あるの??」とか、「え、こんなに要求するの?」って
思っているかと思います。現役の受験生は「全然やってないってことがよくわかるぐらい時間がない…」なんて
後悔が先に立つような話が横行しているのではないでしょうか、大半は。まあそれが受験生のデフォルトです。
だから、あんまりお勉強がお出来にならない人は
早い段階で「自分はあほだけど、時間をかけたらうまくやれるかも!」って
自分に期待して死ぬほど勉強するわけですが、それで成功する人が1割ぐらい。
私が「毎年高2の1月から高3になった4月の期間、浪人生なら落ちた瞬間から4月までの数か月は
誰よりもリードをとることができるエンペラータイム」といった話をするのですが、
実はエンペラータイムというのは大げさで、
それをやっても多分まともに戦えるスタートラインに立ったってぐらいで思ってくれていいです。
とにかく、東大京大に入る人の中でも「まあ余裕かな」って思う人なんてほぼいないわけですが、
その東大京大志望で合格するだろう多くの学生でさえも「時間が足りない」って思っているはず。
じゃあどこで差が出るのか??
もちろん、元々の能力とか、書けて時間は言うまでもありませんが、
実は習慣のレベルでも十分に差をつけられている場合ってあります。
私は受験生の時にこれが甘かったからダメだったって言い切れる内容です。
そう、「授業のうちにできる限り丸暗記しきってしまうこと」、
つまり、その時間でちゃんと聴きとって、
全部覚えられなくてもメモしたりして、
ちゃんと覚えられる体制をちゃんと作っておくという習慣です。
頭がいい人っていうのは、本当にずるがしこいんですよね。
その場でマジで覚えてしまって、やべぇ奴の中にはそれを授業中に応用してしまうやつまで世の中にはいるんですよ。
「ノートをとらなくても、聞いてりゃわかるじゃん」とか言っちゃう奴もたまにいます(マネしてはいけない)。
でも、これはある一定レベルであれば、訓練で習得できることです。
私自身大学の授業で、一語一句メモしてやるぞっていう気で授業を聞いて、授業の口調をすべて真似ていれば
その日の授業はマジで暗記レベルになって、復習量は減ります。
でも、今や先生がついて当たり前とか、質問できるチューターを期待している学生っていうのは
時代ですかね、非常に多いですね。だから、平気で授業を大切にしないし、授業でやったことを自分のものにしませんよね。
質問して思い出すことまで手伝ってもらっている学生が日本にどれだけいますか??
「聞けばいいや」ってほったらかしている時点でもう自分の時間を失っているわけですよ。
適度に考えて、「これは覚える」、「これはマジでわかんねぇから尋ねる」、
「あれは自分で処理できるからまた困ったらでいいや」って感じで整理するだけでも全然違います。
私の授業って、実はこういうことまでも棲み分けております。
つまり、文法習得期間はとにかく仕組みを繰り返すことと暗記事項をクソ暗記すること。
で、それが出来上がってきたら徐々にその知識を使いながら読む作業が始まり、
授業の中で問答が始まります。そう、常に授業内で質問のワルツ(私が予測して質問になりそうなところをすべて説明)。
まあ覚えるようにすべて出来上がっているんです。
というわけで、授業で覚えきろうぜっていうことを心がけるだけで、
自分のポテンシャルが上がるだけでなく、自分のやりたいことができてしまうというね。
まあ、そんなわけで、それが医学部受験生や旧帝受験生にはほしい能力です。
ただでさえやるべきことが多いのでね。そういうことから、時短を考えてみてほしいです。
とにかく後回しにしないでください、何事も。
(ちなみに、私は学生のチューターで使える学生は一握りだと思っていて、
前塾のチューターは全員ダメ出しして、採点でさえも誰にも触らせませんでした。
私自身も学生を指導者に使うことがありますが、相当厳選しています。ただ優秀な学生には指導させませんし、
話ができない人はまず使わない。人のために話せる人は、人の話も聞けると思っています。
ちなみに英語指導で使う学生講師は、今年は0かな……英語力落ちすぎです。悲しいです、私はww
留学組よ、早く帰ってこいw)