fc2ブログ
雑記

昨年医学部受験で1次合格もしていない人は焦った方がいい。

さて、明日から予備校が本格的に始動ですね。しかし、もう戦いは始まっております。

今年の私たちの指導生はもうほぼ全員が文法のことを半分終わらせておりますし、

課題もガンガンこなしている学生も多いです。

それぐらい今年はガチで合格を狙いに来ている浪人生と現役生がものすごく多いです。

そして、今年は全員優秀ということで、私も本気で全員志望校合格を狙っています。


しかし、今年の医学部受験については色々結果が出てきたわけですが、

中盤ぐらいではわかってはいたのですが、正直受かりやすかったんだなというのが本音なところ。

前予備校では相当合格しておりますが、それでも内心のところは「めちゃくちゃできる」ではなかったんですよね。

私の中では、「頑張ってある一定レベルを越えてきた学生はいる」けれども、

「とびっきりできるようになった学生は正直それほど多くなかった」

というのが本当の評価
で、昨年の結果はいい意味で予想外だらけでした。


でも、今年本当に怖いのが、1次合格は獲れたけど…っていう学生と、

1次さえも取れなかった全敗者ですね。

1次をそれなりにとってきた学生はまだいいようにも思いますが、油断はしないでくださいね。

1次とってきた学生の多くが、苦手な科目が1つあるか、全教科微妙みたいな感じだと思うのですが、

まあ今年はそれをちゃんと潰す努力をすることor全部しっかり詰めて勉強をやり切るということはしてほしいです。

それができた!ってなれば、まず医者にはなれると思うんです。それをしっかり目指してください。


問題は1次1勝もできなかった学生ですね。

順天とか慈恵とかしか出さなかった学生はまた少々別かもですが、

例えば、藤田・愛知を出したとか、

それより下位と言われる私立医学部を受験して

1次がどこかしら来ていない…っていうのはかなりヤバイって思ってます。


まあ現役生とかだと理科が終わっていないとかっていうのもあるかもしれませんが、

昨年の私の指導生で現役生は7名で、失敗したのは2名のみです。

正直、この2名でさえも今更ですが、

もっと詰めに詰めてストレス与えまくって乗り越えたら現役あったよねって思っているほどでした。

でも、それでも受からないってことは、例年以上に相当実力がないし、

ちゃんと締めてかからないと浪人を繰り返すぞって思いましたね。

(なんかですね、今年は医学部の数年浪人するメカニズムが独断と偏見ですが、見えた気がするんですよね)

そして、何より浪人をすでに重ねたうえで1勝も取れていないってのは、

すみません、きついことを言いますが、今年でケリをつけられなければ、

まず受験自体を考えた方がいい。


もうそれぐらい、昨年の医学部受験は特需オブ特需。受かっておかなきゃいけなかったと思ってます。

今年も(2024年1月に受験する)それに近いことは起こると思っていますが、

それでも現行共テが最後で、国立が荒れるでしょうから、ビビッて抑えに来ることは予測できますので、

私立医学部は今年よりは少々大変かと思います。でも、それでも、5年~6年前よりははるかに簡単だし、

ミッション的にはそれほど難しい話ではないと思っております。

(今年の受験生は全員医学部には合格できると思っている。やばい仕上がりな学生は本当にいないと思うし、

まだ推薦手段のカードがきれるレベルかな。まあこういうときに経験値は役立つね。)

今年合格できていないというのは、マジで勉強に対する姿勢に問題があるかもしれないし、

全然できていなかった科目があるってことでしょうし、

もしくは勉強の仕方や方針に大きな問題があるという可能性もあります。


今年から指導している学生の1人は、

昨年の英語指導では長文を授業で9本しか読んでいないと言っており、私の中では衝撃が走ったのですが、

この場合は学生のせいだとは言い切れませんでした。(学生も主張してないのはまずいけどね。)

というわけで、学生の問題ではなく講師の方針に誤りがあるかもしれません。

(さすがに1年で週1であっても長文9本は少なすぎる。私なら、長文読解の時期なら1か月で間違いなく読み切る量。

週2であれば、半月です。課題指示であれば1週間で読み終える人もいるかも。

どんなに丁寧に文法をやっていたとしても、これでは学生の実力は落ちるに決まっています。)


あとは、学生さんが思っている以上にお勉強していないパターンは多いですね。

勉強するって意味が解っていない人とか、中受とかを経てきたからでわかっているけど遊び惚けた…

ってパターンの人もいると思いますが、それでも今回ケリをつけられなかったのは、

いうほど実力があるとは言えない証明になったと思っていいです。

何度も言いますけど、今年はね、マジで受かるチャンスしかなかった…。

今回擁護できるのは、東大受験・京大受験ぐらいです。東大受験は物理がひどすぎて、

数学も難しかったから、英語勝負になりましたね。英語で100点越えだった人はまあ何とかなったんじゃない?

って感じで、英弱の学生にはちょっときつかったですね。


まだ始まったばかりで、これを読んだ浪人生やそのご両親の方々は胃が痛いかもしれませんが、

今のスタートラインを知らずして、どうして前に進めますか。

どうせ浪人をするって決まってしまったわけですから、ここはもうダメだって思わずに現実を受け入れて、

これまでにないぐらい死ぬほど勉強してください。それだけすれば、多分どんなスタートラインでも受かるんじゃね?

って大真面目に思っております。信頼できる先生のやり方にしっかり沿ってくださいね。

トラックバック