さて、医学部受験の繰り上がりが本当に止まってしまいました。
大学では入学式が始まり、繰り上げを待っていた学生さんたちは
本当にもう1年受験を始めるという状況になったかなと思います。まあそれも宿命だと思ってほしいです。
さて、そんなわけで受験生活がまた始まるわけですが、今年は先日言った通り、
繰り上がりに大きな異変が起こっており、もう補欠合格では満足できないという状況になったなと。
そう、補欠=不合格に近い感覚になってきていることは正直自覚しておいた方がいいです。
私の中では、昨年の指導生は申し訳ないけど実力的にはかなり微妙だったのですが、
それにもかかわらず、ここまで正規が乱れ咲くことは誰も予測していませんでした。
例年だったら藤田愛知で止まるかなって感じな学生がガンガン私立上位の医学部に食い込めたし、
もっと補欠の順位争いで苦労するかなと思っていたほどです。例年だったら80%ぐらいはそうだったなと。
でも、それでもあれだけ勝ち抜いてきたわけですから、学生を褒めるべきだし、本当に努力した学生ばかりだったわけですが、
それでも、やはり全国レベルが落ちたのは否めません。
象徴的だったのは、今年東大の理3の受験学生が理1・理2志望者に負けまくっているわけですよ。
医学部受験のピークは間違いなく終わったと思っていいし、
普通に勉強している学生が苦虫を噛む思いはこれからあまりしなくなるのではないかと思っています。
それでも、まだまだ貪欲に志望校を狙っている学生さんは多いでしょうから油断はできません。
でも、下位層の医学部は学費を覚悟すればかなりの確率で行けるんじゃないかなって思える学校はあります。
さてそれは……??
もう言っちゃいますけどね、志願者が女子で、お金に余裕があるのであれば、
もうですね、東京女子医に出願してください。問題の難易度を考えたら、
そして、ライバルの数を考えたらもうここが個人的には一番可能があると思っています。
いやぁ、志願者が1000名切っている時点でチャンスですもん。しかも、地味に老舗ですから知名度は高い。
ただ、病院内は問題だらけのようですが(関係者が親戚にいるので色々聞いている)、
学費が高いということと残らないことを前提に割り切っていけば、まあ医者にはなれるのではないでしょうか。
そして、これもぶっちゃけますけどね、ここで1次試験も取れないのであれば十中八九他で
補欠はおろか、1次合格も厳しいと思っていいです。(相性とか手違いとかがあるとは言えどもね)
昨年、それぐらいやばいよね…って思っていた学生でも1次は来ておりました。
試金石的な試みで受験をしてもいいので、女子であまり医学部受験で自信がないとなったらここは受けておきましょう。
(正規合格は簡単じゃないですよ、もちろん。でも、全滅が免れたって思うだけで
少し気は楽になって風向きは変わることがある)
というわけで、これはあまりいい選択肢ではないのですが、勉強生活が満足にいかなかったとなれば
こういう選択肢もちゃんと考えて、少しでも受験生活を長引かせないのも人生においては賢明な判断です。
というのも、東京女子医って先ほども言いましたが、私立医学部受験の中でも老舗でして、
OGは結構強いと思うし、つながりとかってあると思うんですよね。
(ただ、週刊文春の記事を読む限りだと、理事長がなかなかな方でその采配で大崩壊に向かっているのも事実。
実は少し躊躇するのも事実だけど、潰れはしないと思うし、資本が変わるってことは十分あるので
どちらにしても学生であるうちは何とかなると思うよ。)
先日、地方国立医学部よりも私立医学部を選ぶという話をしましたが、
医者の世界では学歴もそれなりに偉くなるには必要と言われてはいても、
それ以上に「コネ」とか「繋がり」と期待する医療関係者や親御様は実は多いです。
私はそれを利用して人生を渡るのも実力の1つだと思っております。(それで不正行為とかはいかんけどね)
人間生まれ持った能力はもちろんのこと、環境だって才能の1つです。究極を言いますと、運だって実力の1つです。
そういうものを傍若無人に且つ見せびらかして行使するのは違いますが、謙遜して使わないというのもまた違います。
そして、そういう自分の都合に働きやすいことを期待して私立を選ぶのはある意味賢いと思っています。
内情の評価とかはあまり知りませんが、
でも、時間を重ねてよくわからんテスト問題のために身を粉にして勉強しているのも
十分に時間の無駄だと思っております。受験はさっさと終わらせるのが一番です。
良く人生を考えてください。そして、死ぬほど勉強してください。
あと、私と一緒に勉強すると精神的に強くなりますし、結構お話を聞きますよ!ww(宣伝してみた。)