さ今年も医学部受験が終わり新学期が始まりました。毎週こういう同じような言葉の入り方をしているわけですが、
私の中では毎年この4月第1週目はある意味まだ戦っているという気持ちなのですが、
今年は4月3日をもってしても繰り上がった声が本当になかったですね。びっくりするぐらい4月の繰上り合格がなかったので
少子化と医学部受験者減少は本格的になってきたぞということを身に染みて感じました。
さて、そんななか今年の繰り上がり状況を振り返りますと、
慶應・慈恵・日医も繰り上げ合格をかなり少なくしていたようですね。
まあいつもなら慈恵・日医は100位以上回りますから、それよりもはるかに下回っていたのにはまあびっくりでしたね。
しかし、こうも考えられます。実は最近こういう学生がちらほらいることを聞いたり、こういう学生も出てきております。
「地方国立で地域医療云々の話を逐一されたり、この地域に残れ的な話をする方がいると聞き、
それを言われるのであれば私立の上位層であればそっちに行く」とか、
「設備的にねぇ~。学費が安いというのは魅力だけど、日医とか慈恵だと人脈とか出会うべき人が違うからね…」
という具合にそっちを選ぶ人っていうのをたまにですが耳にします。
まあ医学部受験をする一部の層はお金が云々とかの問題じゃないんですよね。
お金に困っている人があまり行くわけではないのは確かでして、
そういう人たちにとっては地方よりも老舗だったり、
首都圏とかでいいなって思える地理的条件や設備を優先することは結構あるのかなと思います。
こういう理由から、早い段階で慶応や日医あたりを早く押さえてしまったがゆえに補欠が回らなかったのかなって
いうのは少しあるのではないかと思います。
そして、これは文系にはよくあることでして、今年の卒業生にも
岡山大学の法学部に合格しましたが、結局辞退して明治大学へ行く学生がいましたが
「何にもない岡山で法律やるぐらいなら、首都圏出る。岡山にゆかりないもん…」
これは岡山の人にはショックかもしれませんが、これを本音として思っている人もいます。
でも、これは私も関東圏にいるのもあるかもしれませんが、妥当だなと思いますもんね。
私も、旧帝以外なら首都圏出るとか考えたことがなかったですもんね。
そこまでして地方に出る理由はないし、下宿のことを考えるとやはり高いなと思うんですよ。
一方で、地方の私立医学部は本当にまだまだ繰上りはありますからね。
あと、名古屋だと南山大学とかは本当に入りやすくなったし、まあ地方を選択肢に選べば
それなりの有名校と言われるところは結構入れると思います。
うーん、でも色々進学先は考えますね、どの学部でも。