さて、ここ最近面談や講師間で話をすることが多いのですが、
今年はこの時期にきて、なかなか厳しい戦いをしている学生が多くなっています。
詳細は言えませんが、まあ色々厳しい話もあれば、もう頑張れないって話まで出てますし、
暴動レベルの話になったり、しかも先日藤田医科の1次が通ったこともあり、
それを聞いて焦って大声を出している人もいます。
今年はなかなか私の中でも忙しない状況が続いておりますが、
こういう面談中や、面談後に学生と話をして思うことは、
学生たちの多くが、自分の受験なのに他人事のような反応なんだよなってこと。
まあ、「自分のヤバさに気づいていない」とか、「先生に言われたからやらなきゃなってレベルでの解釈」とか、
「言われたから自分なりにやっているでしょ!って自己肯定を欲求するような感じで物事をやっている」時点で、
もうかなりきついです。大きな挽回はまあないと見ています。
ここで医学部受験や旧帝受験で大きな挽回をしてくる学生は、
本当に素地がある人というか、夏休みまでに素地を作ってきた人なのは条件ですが、
それ以上に「時間がないからこれもあれもできる限り全部やるために、
効率性と計画を考えて、とにかく動いております。
わからないことをささっと聞いてあとは自分で動く」ってことがちゃんとできる人です。
この時期に模試の結果を見て「ヤバイ」って思えないのはもうダメだし、結果が悪いからと言って
「もうダメだ」って悲観して終わるのももちろんダメだし、そういう人にはいつまでたっても月並みな結果しか手に入りません。
また、この時期に質問に追われている・基礎的なことを訊いているのはもうやはりまずいです。
確認とか応用的にどうする??とかってのはありですが、まあそうでないならどんなにまじめに取り組んでいても
努力不足or勉強不足と言われても仕方がないんです…。
まじめに言われたことをこなすだけでは成就しませんからね、受験は。
そして、一番受験生が今ならなきゃいけない姿ってのは、
「受かるんだ」って血眼になってゴリゴリになにくそ!って
なれるがむしゃらな人間像ですよ。
人間焦ったり、やばいって思ったら、口よりも周りの体裁よりも行動が先なんですよ。
頭がいい人でも、やばいって思ったら冷静さよりも行動することを優先するんですよ。
もし狼に出くわして、「あー、こういう場合は~」って謎に考えている時点でもう食われて殺されますよ??
そして、実は中途半端に頭がいい学生の方がこういうことに気づいてないというか、
カッコ悪いと思ってすましていることがありますが、まあ危機的状況に陥っている時点でもうカッコよくないので、
マジで動いてほしいです。がむしゃらにやって、実績出した方がかっこいいっすよ。
マジで、今年は踏ん張ってほしい学生が多いですね。厳しいようですが、ここからの伸びにちょっと期待しています。
(全国の学生にも、指導生にも言っているつもりです。)