さて、先日、adjacent possibilityに関する英文を読んでいて、受験生に関することを考えておりました。
その断片を少々。
adjacent possiblityっていうのは、直訳すると「近接した可能性」ってやつですが、よくわかりませんよね。
例えば、エジソンが蒸気機関を発明するためには、事前に物理の公式が編み出されていたり、
化学に関する知識が明確にっていたりすることが不可欠だった…
つまり、どんなに努力をしても、どんなにスペックが高いにしても、それらがなければ、
エジソンは蒸気機関を同じ時間に生み出せたかは微妙だって感じな内容なんですよね。
そうなんですよ、まあエジソンは間違いなく努力の天才です。ライプニッツは生粋の天才です。
でも、彼らの時代には、テレビもラジオもiPhoneもないわけですよ。
知っているもの、知るべきものって膨大ですが、
それをたくさん知っていなければたどり着けない知識や世界ってあるんですよ。
だから、目標として高いと設定される学校、特に旧帝・医学部受験では
どんなにその人が天才でもパッと受からない場合があります。
特に医学部受験の場合、勉強していないけど家が医者だからとかって理由で
とりあえず受けるって人が多いので、何も知らないまま受験するってことも多く、
スペックが高くても短期間ではどうにもならないっていう洗礼を受けるわけです…。
問題集をやっているから大丈夫とか、ノリで行けるっていう風に思っている人ほど本当に一度見直してほしいのですが、
まあそういう感じで受かる層って、日本でも有数な進学校で100番ぐらいに入っている人でしょうかね。
名古屋の東海・南女でもそれが言える人は少ないですよ…。
まあ日々の鍛錬でその目標レベルにたどり着いていなければ、やはり受験は乗り越えられません。
知識を超特急で乗せ続けて初めて行ける境地が、旧帝と医学部受験です。
にわかでは受からないので、目指している人は締めてかかってください。頑張ってください。