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謝らなくていいから、実力で物語ろうか。

この時期になると、しきりに謝り始める人が増えてきます。

「ごめんなさい」、「すいません」、「高橋の言うとおりだった」……。

プレテスト的な問題演習や、やった内容などの復習的な問題演習になると、

終わってまるつけの後に、生徒はしきりに謝ります。


実は私も、わが師諸坂先生の前では、そんな生徒でした。

私は生涯師匠を憤慨させてしまったことがあります。

私がTOEFLのテストの15分前まで大学のテニスコートで、

テニスをしていて、それをたまたま先生が見てしまったという

大事件を起こしてしまいました。

そのTOEFLのスコアが良ければよかったのですが、

なんと過去最悪のスコアをたたき出してしまい、

それを引き金に全員の素行が悪い(勉強をしていない)ということで、

授業中に大激怒して、

「なんで俺はちゃんとやっていない奴のために授業をしなければならないんだ!?」

と罵りました。

あの師匠の憤慨っぷりで私たちを震え上がらせたことは一生忘れられません。

「いつも温和な人が怒ると、やっぱこえーよな。」ってほどです。

しかし、それ以上にそこまで怒り狂ったのは、

自分たちが相当見込みがあるからだと、あとからわかりました。

当時の私は自分の実力なんて人よりもずっと劣っているし、

周りにも自分より勉強している奴もいるし、

「正直先生になんて目なんてかけてもらってないよな」

ってずっと思いながら勉強していたので、

自分の都合がいいようにやっていればいいやぐらいに捉えていました。

しかし、私の見方と、他者からの見方は大きな齟齬がありました。

周りの人々は、私に

「どうしてお前はそんな馬鹿なことをして、適当に物事をこなしているんだ?」

「お前はいつも先生に名前を呼ばれて、いじられているのに、

目をかけていることに気づかないのか?」

こんなことを先輩から散々言われ、言われて初めて

「あ、俺ってそこまで学部内で評価高かったのか!」

と気づいた瞬間でした。

そして、「目をかけているからめちゃくちゃ怒るんだ!」

「俺はできると思われているから、先生の思惑にそぐえてなかったら

怒られるのか!」

と、恥ずかしながらそのとき初めて実感しました。


正直、大学に行って怒られるとは思っていませんでした。


というか、高校のときは勉強は自分の通っていた高校ではずっと学年トップで、

怒られるどころか、勉強は自分でこなして、好きなところを受験しなさいというように

入った当初から匙を投げられており、

周りは誰も私に注目も助言もくれなかったので、

物事をやっていないで「怒られる」という感覚が、私にはなかったことに

そのとき気づきました。

そして、高校の時にそれなりに勉強してきたとはいえ、

わが師匠の勉強量から比べたら、ゴミもゴミで、ゴミ以下の価値に値するほどの

自尊心を掲げて生きていたことに気づき、非常に恥ずかしく思ったものです。

その後、私は先生に謝りに行きます。

「諸坂先生、僕は勉強していたつもりですが、やはり勉強していませんでした。

留学することが決まって、どこかで大空を飛べる気がしたような気分でいました。

浮かれてすみません。今度こそ勉強します。

今置かれている自分の立場を考えて、行動します。」

と言った瞬間、

「あー、私はね、そんな謝罪をして機嫌をとる手法は通用しないからね。

実力で誠意見せてよ。」

と一蹴されたのを忘れられませんでした。

当時は「えっ?ダメっすか?」って思いましたが、

そりゃそうです。勉強に命かけている人に、口でやると言っても

信用できないのは当たり前です。

その時から、勉強のことで、私はあまり謝罪をしなくなりました。

実力で恩返ししたり、やり返したりするのが、

学者に対する、勉強する人に対する礼儀だと信じています。

そういったシビアに生きていた人は、

間違いなくそれだけ「頑張ります」と言う言葉に裏切られて、

その結果、相手の行動でその意味を問おうとするようになったんだと思います。


学問に多くを語るべからず。語るは実力。それが誠意。


ということなんですね。

だから、私は生徒にはいつも言います。

「どうして謝るの。僕は何も困らない。困るのは君たちだし、できなかったのはしょうがない。

もし僕に申し訳ないと思うなら、それは筋違い。

本当に申し訳ないと思ったら、結果で見せてよ。」

こういうと、大半の生徒は言葉少なく、「次こそみてろよ…」

とつぶやくわけです。そして、意地になってやってくるわけです。

こういった生徒の負けん気の強さを見ると、

昔の私の姿を見ているようで恥ずかしく思います。


でも、やはり生徒は「ごめんなさい」と言います(笑)

まあ口癖になっている人もいますが、言わないと落ち着かないんでしょうね(笑)

でも、生徒に謝られると、

傍から見たら私がいじめているように見えるのではないかと心配になってしまいます。

(生徒いじめとか、アカハラとかカツアゲなんてしてないですよ!!(笑))



僕は生徒の「ごめんなさい」が「ありがとう」に変わることを祈っています。

そして、「ありがとう」も多用してはならない言葉です。

たくさん言われると確かにうれしいですが、

多用されるとやはり嘘っぽく聞こえます。


いい言葉はやっぱり決めの一発に限りますね。


生徒と先生の対話は実力でしましょう。


そして来週のセンターの結果は、どや顔で決まりっ!!

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cancan
Posted bycancan

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