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雑記

精読は大事だが、受験では英語の読み方もちゃっと戦略的に知るべき。+第1回目の模試はモチベ向上の起爆剤

さて、今週は予備校の指導生が模試の初陣を切ります。

正直、今年は少々不器用な学生も多いので、最初にスコアが出ることはあまりないかもしれませんが、

本当に本当に一生懸命に頑張っている学生が多いので、温かく見守っております。

何とか80%手前ぐらい、700点に乗らないかなぁって思っておりますが、

それぐらいの期待はもちろんしております。


そんな中で、スコアをとってもらうために、今週は少し読み方の指導もしております。

共通テスト模試を今回受けてもらう予定ですが、今回は少々戦略的な話もしておきました。

こういう風に書くと、「そんな戦略やテクニックがなくても精読をちゃんと読めば終われるんだ」

って言われてしまうかもしれませんが、

もちろんそれは正論で正しいと思います。私も実際に必勝テクニック的なことは一切教えていませんし、

英語を正確にスピード感もって高速に読めるように訓練する作業は日々行ってもらっています。

でもですね、なかなか精読だけで速く読めるようになるわけじゃないのも事実で、

僕は受験という限られた時間である程度仕上げてあげる、そしてそのプラン事項を提示することは

仕事の一環だと思っており、精読という正攻法と同じぐらい大事だと思っています。

スコアをとるための各セクションの文構造のパターンとか、fact / opinionがいったい何なのか?とか、

どうやってパラグラフの予想をするのか、こういう単語をどう置き換えると処理が早くなるのか?

こんな話をちょっとするだけで、出来ない学生も自信を持てるようになることはあります。

極端に変な解き方を教えるのはダメかもしれませんが(例えば、選択肢だけ見て処理とかね)、

まあテクニック的なことをある程度理解して、大真面目に英文を読む訓練を死ぬほどしたって、

実力はあがります。むしろ、読み方をある程度覚えて、読むコツを知ったことで

ある限界を突破したことによって、英語の世界が広がったパターンは結構ありますからね。

TOEFLやTOEICとかの勉強をしている人ならきっとわかってもらえると思いますが、

正攻法の訓練は当然のこと、どういうトピックで書かれるかとか、設問の癖とかの処理って

ある程度知っている中で高得点が取れるわけで、気分を変えて、次のステージへいけると考えられるのです。


僕は若干精読重視の英語ガチ勢というところからは外れている部分があるので、

精読を完璧にすることよりも多読をして内容の捉え方を理解したり、

単語の知識をできる限りたくさん且つ短期間でつけてもらうタイプです。

(まあこれも誤解しないでほしいのですが、精読演習は絶対的に必要ですからね。

まったくもって、構文演習主義への批判ではないですからね。)


それ以上に最初の模試は、どちらかというと、モチベアップの起爆剤になればいいな!ぐらいに思っています。

とにかく、良かったら喜んで勉強すればいいし、ダメなら考えなおして、次の照準に合わせて勉強すればいいのですよ。

それぐらいの気持ちでぜひやってきてほしいなと思います。

頑張れ受験生!

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