今週は関係詞を予備校では指導しているのですが、関係詞の説明をすると、必ず思い出すことがあります。
そう、それは私自身の醜態をさらすことになるのですが、自分の過ちを忘れないために
毎年学生に言うのですが、
「この問題はまず入試には出ない!」と言ってしまい、大惨事になってしまったことです。
そうなんです、私は4年前にぐらいに
「whoseの書き換えである『先行詞+the +名詞 of which』なんて、まあ化石みたいな用法だから
まあまず出題されないから、さらっと覚えておけばいい」と言って話して終わってしまったのですが、
まさか、その年に藤田医科の前期試験のマーク問題で出てしまい……
しかも、それに輪をかけて「関係代名詞thatの用法として『補語が先行詞の時はthatを用いる』というのは
今やwhat he is とか who he isとかで書くことが多いからあまり出ないだろうね」と言ってしまったら、
その年の藤田医科の前期試験で出てしまい……
もう自分の授業にスパイかストーカーがいるか、盗聴器が仕込まれているのではないかと思ったほどで、
覆されて、学生たちに平謝りしました。もちろん説明をしていないわけではなかったのですが、
「学生を一瞬でも苦しめたか??」とものすごく焦燥したのですが、
学生たちがむしろそういったことで「覚えていたから問題ない」と言ってくれたことが救いで、
その年の藤田受験者の大半が合格(繰り上げも含む)していて安心しました。
いや~、そうなんですよ、数学とか化学とか物理だと
この範囲が出やすいとか、ある程度的を絞れる部分てあるんですけど、
英語の場合、最近は結構容赦なく様々な用法を尋ねてくるし、英単語も結構注なしで容赦ないこともしばしば。
もはや、英語は知識の無法地帯で、なかなか覚えることが多いです。
なので、英語においては「出ない範囲は基本ない!」と思って、知識をしっかりつけてくださいね。
講師の「ここは出ない!」なんてあてになりませんwww(説得力0ww)
ただ、そういうこともあるせいか、講師側が防波堤をはっているわけではないだろうが、
不必要に細かい説明をしている先生も非常に増えたなぁと思います。
Twitterでは、本当にガチ勢が文法議論しており、学生にそれをしっかり指導に生かしている…
これは本当にすごいことで、僕も日々勉強させてもらっているのですが、
その一方で、「全員、言語学者や英語講師になるわけじゃないんだから、
これって感覚で読めればいいんじゃないの?」って思うものも結構多く、
僕はどちらかというと、「予備校講師の半分は受験屋だから、
覚えることはある程度少なくしてあげたり、持っている知識を代用して考える方法を授けるのも仕事」と
半分割り切っているところもあります。
こういう理解と暗記をある程度すみわけをして、学生に伝える努力をしておりますが、
学生さんよ、それでもやはり出ない範囲はないので、そういうすみわけした工夫等で知識をしっかり積み重ねてください。
(講師が細かく勉強しないほうがいいっていう反駁ではないですからね…
ガチ勢は本当にそれを活かしているのはすげーと思うので、そうとられないようにexcuseしておく)
とにかく、どうか覚えるものを勝手に最小限にして、綱渡りのような実力で受験当日を迎えないでほしいですね。
そして、当分、集団授業の告知もつけておきます!
⇒現在2名来てくれました!ありがとうございます!