さて、今週末は英検の日がやってきますね。
今年は英検2級~準1級を受験する学生が大半でして、中1生も1人準2級を狙いに行きます。
私の指導生の多くは、中3時までには英検2級が取れているorそれに準じた実力になっていることが多いのですが、
最近思うのは、自分の学年よりもレベルが上な級が合格できたとしても、
正直あまり喜べないことが増えてきました。
そうなんです、例えば英検2級には合格する中学生は年々増えており、
私も正直最近までは2級は簡単には受からないだろうから受かったらすげーわって思っていたのですが、
問題を見ると、単語がわかればある程度は解けてしまうのと、英作文は型ハメができてしまえば
それなりにスコアが取れてしまうなという印象です。
文法問題というか、複雑な文法はほとんど出ませんし、単語の品詞理解がある程度できたうえでボキャビルできれば、
最近指導している指導生はにわか感があっても合格という称号は得てきてしまいます…。
それに気づいたのは、新しい英検になってきてからでして、正直喜びは少なくなっております。
(まあ学生が頑張っているのはいいことだし、認めますけどね。
許せないのは英検の難易度が少々ぬるくなっているように思えること。
一生懸命頑張っている学生をぬか喜びさせるな…という風に思うことがある)
間違いなく、英検二級まではちょっとした実力テストみたいな感じでうーむです。
そして、最近思うことがもう一つ…。準1級の権威が失墜しているということ。
名古屋のある学校では、1学年で20~30名は準1級をとっているのではないかという事実と、
その割には国立最上位に合格が言うほどできていなかったり、
日本語を通した問題が増えれば増えるほど記述できなかったり、
理解が曖昧でも準1級に合格できる学生が増えてきたなと。
僕の中では、準1級に合格できるという人で記述がめちゃくちゃな人はあまり見たことがなかったのですが、
ここ数年で英検の指導や社会人の指導、そして高校生では間違いなく上位の学生でも、
「え、これで準1級が合格できるのか」と思うことはしばしばです。
というわけで、
英検準1が合格できた≠旧帝が簡単に手がかかるor早慶が軽く合格できる
となってしまい、英検の使用法を少し変え始めています。
とテストのためというよりは、もう普段からこのレベルをしっかり読ませて、
1語1句の処理をハチャメチャやらせようという状態が一部の学生の指導の中で続き始めております。
(もちろん、これは高校生や早い人なら中3からこういうレベルを読ませまくります。
モチベが落ちる人には簡単なものとそうでないものを交互に出しますけどね。)
早慶の長文の中に出てくる単語は準1でよく出題されるものが多いのですが、
まあ早慶の問題を解いてビビるよりは、準1級の問題で単語の地ならしをして、
という、準1級や2級の問題はもはや単語をなじませる単語テスト+αみたいな感じにみえます。
というわけで、今回受験する人たちはもちろん頑張ってほしいのですが、
本気で早慶を目指している人や旧帝を余裕で合格したいと思っている人、
そして、医学部受験で英語で優位に立とうという人は
ぜひぜひ準1級までとる気で勉強してください。
もしくはTEAPでハイスコアでもいいです。
そして、当分、集団授業の告知もつけておきます!
⇒現在2名来てくれました!ありがとうございます!