さて、今日は少しマーク形式の受験だったらどこを絶対に押さえなきゃいけないか?
って話を少ししてみようと思います。ただ、英語を中心とした見方です…。
今年も医学部受験での情報がいろいろ入ってきておりますが、
何と言っても大きな変更があったのは、日本大学医学部でしょう。
良かったら、日大医学部のHPを見てみてくださいね。
びっくりするほど変わってしまいました。N方式一本化しまして、
2期制にして90人+15人募集をかけるという形。
そして、受験科目は、まさかの英数理科2つでも、理科は基礎化学・物理・生物で
このN方式は非常に簡単な問題が出される形式です。
実は英語の試験をみていて、嫌な予感がしたのです…。
昨年のA方式の英語、正直無茶苦茶簡単でして、受験した学生も80%を切ってないぞという手ごたえだったんですよ。
でも、残念ながら1次来ない学生が多く、まあ高得点勝負になったのか!ってなり、
不穏な空気を放っていたのですが、こう来たか……って思いました。
しかし、全般的に高度な処理はあまりできないが、基礎レベルのことをちゃんと押さえられるぞ!っていう学生には
正直チャンス到来だぞ!って感じですよね。
ただ、間違いなく帝京以上に高得点勝負になると思いますので、
ぜひとも基礎を鍛えぬくということをしてほしいと思います。
というわけで、今回日大医学部はおそらく受けることを考える必要があるかも?
って考える学生は結構増えると思いますが、皆さまぜひ考えてみてください。
そして、2校目は、やはり帝京大学ですね。
帝京大学は英語・国語・理科科目1科目で受験できるというなかなかレアなところでして、
私自身、指導生にここで突っ走る!っていうパターンで指導してきたことがあります。
また帝京は3連チャンで受験もできるので、絶対に医学部!って思う人は2日は受ける人って結構多いと思います。
これは私が指導に携わった事例ではないのですが、数学を捨てて、
英語・国語・理科でここの医学部1本!っていうパターンで合格した!っていうのを見たことがありますが、
そんなミラクルも起こりえるのが、帝京大学医学部受験なのです…。
(ただ、入ってからはどうなったかわからんのですが、真面目そうな学生だったのでうまくやっていることを信じている…)
ただ、ここも得点率は比較的高く見積もって勉強していないと1次が来ないかなと。
私は1次は全教科まずは80%ですよーって話をしていますが、そんなぐらいを目指さないとです。
でも、英語に関して言えば、それほど簡単でもなければ、手が出ないほど難しいっていうわけではないです。
ちょっと考えれば、基本に忠実な問題ばかりで、語彙力があればしっかり仕上がるので、
ちょっと英語が苦手かも?+他の科目はいけるぞ!っていう学生はチャンスです。
(ただ、ここは数学が少し変な問題らしいので、数学の先生でも「ここの数学を選ぶな」と言う方がいます。)
そして、3校目は東海大学ですね。
東海大学は、理科1科目+英数で受験ができる、3科目型の受験大学ですね。
現役生で、理科が仕上がらなかった学生はここに突っ込んで、2日間で人生を決めるぞ!って方が
結構受験しますよね。まあそんなもんですよ。ただ、ここは受験者数が相当多く、
科目的に文系型の学生も手が出せないわけではないので、色々なバックグラウンドの人たちと戦いうこと、
そして、英語については単語処理・読解・グラフ・文整序・和訳・英訳と様々な形式の問題が出されるので、
1つでも苦手な形式があると、弱点になってしまいます。
ここもやはり80%以上を狙ってやっと1次ぐらいの感覚なので、極度の苦手だともうだめです…・。
ただ、それほど難しい問題が出るわけではないので(長文が少し難易度上がったかなとは思うが)、
個人的にはチャンスかなと。
そして、あとは福岡大学医学部ですね。
ここも正直、それほどえぐい問題ではなく、何とか出来るかなって思える学校の1つです。
数学と理科はそれほど癖もなく標準型で処理ができるので、チャンスです。
ただ、一方で、英語は、和訳が少し難しいのと、長文読解の選択問題の配点がおそらく大きい、
そして並び替えがちょっと曲者というところがあり、対策なしでは結構きついかもって思います。
ただ、準備をすれば対処できるレベルともいえるので、この辺は根性と相性の問題ですかね。
ここもボーダーは310点で1次合格、320以上で正規が来るかなぁが
毎年のラインです。300点割っているときついでしょうね。
という具合で、ざっと書いてみたわけですが、メリットとデメリットがそれぞれありますし、
医学部受験のちょっと難易度落ちの学校では、
高得点勝負が余儀なくされるので、そこは覚悟してください。
今年はこういう対策を相当準備してきたのでまたどこかで出せたらと思います。