さて、今年もGWを終えて、学生たちの実力が徐々にわかってきたわけですが、
まあ毎年のことですが、記述力がないとは言わないまでも、まだまだです。
昨年はなかなか強くて、おととしは本当に弱かったのですが、
今年も残念ながらイマイチ強い感じはしません。
でも、医学部受験はマーク系の問題=高額な学費の大学というイメージが拭えず、
どうしても記述事項をやらせないといけないなと。
特に私のように名古屋圏で医学部を目指そうとなると、
藤田を押さえたい学生が多くなり、記述事項を避けることができません。
医学部受験で記述事項で勝負する学校は、地味に多いです。
慈恵・日医・聖マリ・東海・藤田・大阪医科・兵庫医科・久留米・若干福大医学部
って感じですかね。まあ結構あるんですよ。
単語を書かせるとかっていうのも含めて考えればもっと多くなりますが、
まあそう簡単に記述事項から離れて医学部受験を行うことってまあできないんですよね。
だから、正直申し上げて、医学部受験で記述を捨てた戦略を立てている学生は
まあ特攻に近いと思ってください。そして、そんな戦略をこの時点で提示している講師は
僕の中では地雷だし、詐欺師とは言わないまでも、それに近いとしか思えないと強めに言っておきます。
そういう戦いは正直させたくないのが本音です。(基礎を作った後に得意不得意を見た後の戦略ならわかるけどね)
そう、なので医学部受験で頑張っている学生はぜひとも記述できるレベルのインプットを意識してください。
そして、こう考えないでください。
「インプットしたら、アウトプットをするときに記述事項をやればいいので、
まあ受験に近づいてからでいいか!」とか、
「自分の受ける学校の多くはマーク形式だから、記述は後でやればいい」
っていう思考……
記述は1年かけてやろうと思いながら準備していかないと多分できません。確実に詰みます。
書く作業って本当に面倒だし、意識して、覚悟を決めて初めてやれるっていうレベルなので、
医学部をガチで複数連勝したいなら、記述事項は出る出ないに関係なくやるべきです。
それに記述事項はインプットの確認演習にもなるので、普段から書くことは癖にするべき。
わが軍の学生には、まあ毎週テストをさせるのですが、基本4択問題は出ないし、
和訳に合わせたカッコ埋めor和訳英訳という若干ヘビー級の問題で構成されています。
見てわかるレベル…そんなレベルを学生に求めるのは失礼失礼。
もっと彼らを評価してあげてきっちりやらせた方が学生のためです。
私は基本藤田と愛知の量産に力を尽くしておりまして、
いずれは2校から「今年はどういう学生が来そうですか?」と言われるぐらいになりたいと思っているほどですので、
まあ記述事項を死ぬほどやって、絶対にどっちか受からせる気でやります。
負けないためには種まきから負けないようにしなければ、相手には勝てません。
藤田は特に日本でも有数の私立大学へ上り詰めてきてしまったので、
全国の受験生が受けに来るようになってしまいました。
(実はうちの予備校はそこがちゃんと抑えきれていないのが問題だと話しておりましたが、
そこを解決すべく、今年は私は国立クラスで安座するのではなく、私立クラスで教鞭を打ちます!)
舐めてはいけないので、受験生にも舐めてもらわないようにビシバシやっていきたいと思います。