以前に「英文がどうしてよめないのか」っていう記事を書いたときに、
単語をメタ言語化できていないせいだと言いましたが、
無論それができたからといってすぐにできるようになるわけではありません。
あくまでも1つの必要条件です。
英文で書かれたテクストを理解することは、日本語の時も同じですが、
著者の意図をすることを完全に理解しようとすることに等しいです。
そのためには次の3つのことが必要とされます。
①英単語の理解を深める。
②一文のレベルの解釈を深める。
③段落・パッセージの解釈を深める。
このうち①・②は必ずできないと文章自体読めませんので、
この2つはおろそかにしてはいけません。
①のレベルに関して、次の問題を使ってチェックしてみるといいかもしれません。
よかったらやってみてください。
☆次の英単語の意味を答えよ。
・spawn
・amnesia
・the line assembly
・xenophobia
・symbiosis
ちょっとマニアックな単語のように見えるかもしれませんが、
おそらくこのレベルの英単語はアメリカ人の一般教養として定着されているでしょう。
この単語がわからない人は、勉強不足と言わざるをえないかもしれません。
(高校生はきついかな?)
しかも、瞬時に意味がわかることがまた重要です。単語自体の記号と意味内容が一致するresponceが速くないと、
覚えたといえません。というか、覚えたと言っても、使えるレベルに達しません。
ちなみに今の単語はすべて大学入試でも使われました。
半分はMARCHの英文でも出題されています。
難関大学を合格するためには、絶対知らなくてはいけない単語ではなくても、
意味内容として「あーこれ知ってる。みたことある。」レベルにするべきであると言えます。
なので単語の暗記をおろそかにしてはいけません。
これから逃げる人は、最後の最後で泣きます。
しかも難関であればある程、この語彙力の効果は後々影響してきます。
さて、単語に関してはこの辺にしておいて、今度は②についてお話しします。
次の文章の意味がとれるか、ちょっと考えてみてください。
☆次の英文を解釈せよ。
(a) It doesn't matter to a great actor what part he plays, be it a king or a beggar, but only that one plays it enough well.
(b) There is no surer guaranties of equality among men than poverty and misfortune.
いかがですか?これらの英文も、入試問題から抜粋したものです。
この英文で大体の意味が1分かからないぐらいでわかるというレベルでないと、
厳しいかもしれませんが、わかったといえません。
時間がかかった人は、今何が苦手なのかを考える必要があります。
文法の問題なのか、語彙力の欠如なのか、読みの不正確さなのか。
もうひとついってみましょうか。これも英文を読むうえで必要な力だと思います。
☆次の英文の違いを考えよ。
He caught my arm.
He caught me by the arm.
これ違うんですよね。
おそらく高校生のときによくわかんなかったと思います(笑)
上は「つかまえた」、下は「つかまれた」と解釈するのです。
えー、大して変わらないじゃないと思うかもしれませんが、
100%解釈するためには、こういう力もつけないといけません。
このきめ細やかな解釈の練習がいい訳ができるようになるコツでもあります。
この2つができれば大学受験の中堅~MARCHぐらいはなんとかなります。
さて、③はどうすればいいのか。
これは次の機会にでも書きたいと思います。
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