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雑記

国立医学部・旧帝合格者は自分ができる範疇を常に広げ、セーフティゾーンに立ち止まらない

さて、今年は地味に国立医学部をひそかに目指すぞという学生がちらほらいたり、

もちろん国立医学部ガチ勢もいるのですが、

正直、あわよくば国立医学部に!っていう感じの学生たちとガチ勢の温度差は大きいかなと。

数年にわたって指導している学生たちは、入念にプランを立てて医学部を目指していたり、

私が「こういう状況には絶対に陥ってはいけない」と口酸っぱく言い続けて、

学生たちも耳タコなわけで、崩壊しているという状況ではないんです。

今年も多分3名は国立医学部生は輩出できると信じておりますが、

そういう状況にならない学生の多くは、あることしかしていないんですよ。

それは、「今、自分の範疇でできることしかしない」ってことです。

「今できることをちゃんとする」ということは、とても大事なのですが、

人間は「今できることだけ」をし続けていると、

麻薬のごとく神経がマヒしてきて「これで大丈夫なんだ!」って思い始めてきちゃうんですよ。

そうすると、できることだけしかしなくなり、自分にとっての自己満足な勉強しかしなくなるんです。

これは、本当に頭がいい人はそれでもいいと思うんですけど、

多分頭がいい人は常に自分ができないことに挑戦し続けるので、

「できるとわかっていること」を何回もやろうとしないはず。


国立医学部や東大受験って科目数が多いし、それなりのクオリティを求められるので、

正直大変なんですよね。それが全部出来上がっている⇒

その惰性レベルでちゃんと問題をこなせば大丈夫っていう人って多分ほとんど受験生の中にはいないんですよ。

(つまり、その状況って難しいと言われる問題集が結構早い段階で解けてしまって、

わからないことがマジでないって状態でしょ。それは灘や開成や筑駒の上位生ぐらいでしょうww)

そして、そんな慢心を持っている人ってよっぽどで、どんなに超進学校の学生たちでも、

「自分の中では解けないものを探して解く」とか、

「次に難問に出くわしたときにどういう対処をとるべきか?何をすべきか?」とかって

常に考えて、勉強における負荷をかけていくわけですよ。

できるもので甘んじて終わりっていうのは、自分の才能をそこまでだと決めつけているだけ。

そういう思考をしている時点で、自分が目標としているところには大抵受からないんです。


毎年国立医学部受験を考えている受験生たちには、この時期(4月~6月)に

文法・単語7:構文解釈2:長文1ぐらいの割合で勉強していればいいと話します。

まあ文法事項に傾倒して、さっさと覚えるべきものを覚えるように促し、

その覚えたものを最低限解釈や読解問題で馴染ませようねって話すのですが、

これでも負担が重い学生は相当いるし、

全体を考慮してこなそうと思うと、自分のやりたいものに傾倒してバランスをわざと崩す学生もしばしば。

(もちろんいろいろ考え方があるし、実際のスタートラインの違いもあるので、

この割合が正しいとは言えないが、文法事項とかがそろっていない・自信がないならこれぐらいのがうまくいく。

ちなみに長く指導している人はもちろんこんな割合ではなく、長文読解と英作文とリスニングのみで

オプション的に文法を確認ぐらい。本当に詰め込んできた人は今の時期に文法の勉強はしていない。

している時点で国立入試の上位には食い込めないと思っている。)


だから、毎年「文法に傾倒せざるを得ないし、不安だから解釈と長文は後回しでいいすか?」と言われることも多く、

最後に焦る…そして、半分以上は失敗…という感じになるんです。

まあ、もちろんこの割合にこだわって、絶対的にとは言わないし、

学生のいうことも加味して、実際には相談しながら方針を決めていくのですが、

国立医学部を目指している人にはこういいたい!

やれることだけやって受験が通ると思うなよ!?

少しでもいいからできる限り

できそうなことは無理してもやれ!

そして、そのマックスを知り、継続できるように整え、

またどこかの時点で違うギアに変えられるようにしろ!



とにかく、国立医学部1年でケリをつけるとか、

私立医学部に偏差値40台からスタートするのであれば、この一定期間の継続とギアチェンジと

ギアチェンジのタイミングがとにかく頻繁に行われていかないと、かなりの確率で失敗します。


だから、同じことばかりやっている…って思ったら、むしろ変化を求める時期と気づくこと。

自分で判断がつかない人は、近くにいる先生にちゃんと相談すること。

ちゃんとした先生なら、それなりにきっかけとなるアドバイスをくれるはずです。


要求が高いことを毎年いってしまうのですが、昨年はそれをちゃんと乗り越えた輩が本当にたくさんいたので、

今年もそういう学生が1人でも現れることを期待しながら、高い要求をしていこうと思います。

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