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私立医学部ってどれぐらいの実力が必要か。(英語を中心に)

さて、医学部入試のことをちょこちょこ書いていこうと思いますが、

今回は地域枠制度の話に続き、メインは私立医学部に関することを。

正直なところ、医学部受験についてよく知っている方も正直あんまりいないことを

Twitterで知ったし、特に私立で対策を打ったり、ちゃんと指南している人自体がもう少ないなって思います。

実際に大手予備校で私立医学部を目指す人もそう多くないし、

私立を目指すにしても、慶応や御三家がメインの話になってしまい、

中堅どころとか下位層と呼ばれる医学部なんて眼中にないからスポットライトも当てられないし、

よく知らないんですっていうパターンは講師内でも結構あるんですよね。

(ある大学のOpen Campusでは、「大手予備校のものはうーむだから」っていう理由で

違う医学部予備校に依頼し直したって話はいくつか聞くんですぜ、実は。)


というわけで、大手に行ったから情報が手に入るとは限らないし、

むしろ医学部全般の知識をちゃんと持っているのは間違いなく医学部予備校かなと思うのですが、

それでも、学務や教務レベルでさえも各科目に関しては、そこに所属している先生に依存する部分があり、

科目レベルでは携わっている先生にはかないません。

私も一応、愛知藤田のスペシャリストとして頑張っておりますが、

その辺に関してはそう簡単に負けないと自負しております。

そして、愛知藤田はもちろんのことですが、他の大学の分析と対策準備、

さらにはそこに至るまでの勉強指針まではしっかり持っているつもりです。

そんな私ですが、今回は少々医学部の英語ってどれぐらいの実力があるべきかってことを

本当にざっくりですが話してみます。


まず、医学部で出題される英語の難易度。よく、医学部受験は私立底辺層でさえも

今や早慶の受験並みに難しいという話をする方々がおりますが、

まあ30%ぐらいは否定しませんが、倍率と定員数の話だけで飛躍させすぎ。

個人的には、全然早慶の問題のがエグくて、難しいし、生徒の質も早慶のが高いと信じて疑いありません。

というか、早慶と医学部は比べられないし、求められている人種が違う。

よって、英語という科目だけの話をすれば、

100倍早慶の問題のが、中堅・下位私立医学部より難しいです。

中堅・下位の私立医学部英語はMARCHぐらいだと思ってくれればいいし、

むしろそれよりも劣る難易度な学校も結構あります。

しかし、そこで「あー、じゃあ英語がそこまでできなくてもいいのか!」とはもちろんなりません。

医学部受験の英語で求められるのは、正答率ですね。

それなりの問題に対して、80%とかとらなきゃいけない!

記述形式のものであっても60%ないと1次合格ができないという感じなわけでして、

早慶とは違う難しさがあるのは間違いありません。


4科目受験が基本ですから、全体のバランスも考えなければなりませんので、

4科目それなりに取る+英語と数学はちょっと強めって考えると、難易度対応はそれなりに鋭くないと駄目です。


しかし、先ほど申し上げた通り、ものすごく難しい問題が出るわけではないっていう学校もあるんですよね。

個人的には、聖マリ・福岡大学医学部・東海・川崎医科(時間的に)・

東京女子・岩手・埼玉医科
あたりは

正直英語は簡単な方だし、市販のテキストレベルで処理できるような問題だらけです。

長文読解も別に特別なものが出るわけではないし、

市販レベルのものをしっかりそろえて演習をちゃんとやれば合格に至るんですよ、高い確率で。

だから、私としてはこの辺の学校はできる限り志望校というよりも、出来たら押さえたいよねって

いう学校として考えて、学生にはお勧めします。

(ま、医学部に簡単なところはないので、全部受かったらすごいんですよ、今や。

ただ、英語の講師の雑感だけで話すと、この辺で勝ち抜いたっていうのはうーむと思うだけで、

受かったらもちろんうれしいんです!!)

だから、英語が苦手な学生にはこの辺の学校は必ず2~3校は受けるように話します。

(ただ、この辺の学校はみんな学費が高いからね~…勧めるのも容易ではない。

そうじゃない場合は本当にどうにもならないことだらけです……ここは包み隠さず言います。)


個人的にはこの辺の英語はちゃんと鍛えれば80%は確実に越えられると信じているんですよね。

実際に指導している学生の多くは、この辺にはまあ受かっているんですよ…。


じゃあ実際にこういう英語が比較的簡単でプレッシャーがかからないレベルをクリアするためには

どの程度の英語力が必要かというと…

本当にざっくりとした言い方をすれば、

1.単元別レベルの文法がちゃんとわかる/説明できる

2.長文読解が9月以降は1日1本ペースで入試問題クラスのものが読めるレベルにある。

3.基礎レベルの英作文や並べ替え問題ができる

4.市販の単語帳1冊ぐらいはほぼ完ぺきに網羅できており、考えずに意味が言える

ってことができていれば、よほどのことがなければ、1校ぐらいは合格点に到達するでしょう。

そして、これは入念に準備計画があれば1年で何とか出来るのが70%ぐらいじゃないかなってのが

私の中での印象です。

ただ、医学部受験の場合、スタートラインがものすごく下の方だったりすることもあるので、

これらを達成するまでに時間がかかる学生も中には結構いるのですが、

実際にこれを読んでくださっている方々はどうでしょうか??

私の指導は、高1終了~高2のどこかの時点でこれが完成している状況を提供することが

仕事だと思ってやっておりますが、(学生には結構要求高くなってごめんねと思っているが、現役で受かるためです!)

ここが医学部受験での現役・1浪でほぼ確実に合格できるラインだと思っております。

もちろん、これよりやってなくても受かったなんて人もいるでしょうけど、

これぐらいはできて当然ぐらいではあってほしいです。

cancan
Posted bycancan